我が子を指導してくださった離任する担任や顧問の先生へ、保護者として感謝の手紙を送りたくなることもあるでしょう。
先生に手紙を書こうと思うと、どうしても緊張してしまうものですが、どのように表現すれば良いのかお悩みの方へ、今回は感謝のメッセージの例文を紹介します。
また、手紙のマナーについても詳しく説明しますので、ご参考にしてください。
保育園から高校まで、教育段階ごとに適したメッセージの例文を取り揃えていますので、ぜひ活用してみてくださいね。
離任する先生への保護者からのメッセージ!保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校別のお手紙例文
子供がお世話になった先生の離任は、別れの一環として感じられますね。
離任する先生に保護者が今までの感謝を伝える手紙の例文を紹介します。
保育園・幼稚園の先生、小学校の先生、中学校の先生、高校の先生、と感謝の言葉を贈りたい相手別に紹介していきますので、参考にしてくださいね。
離任する保育園・幼稚園の先生へ送る保護者からの感謝のメッセージ
例文①
○○先生
この度はご転任とのこと、先生が遠くに行かれることを我が家でも寂しく思っています。
**は入園当初、とても泣き虫で先生にたくさん迷惑をかけてしまいましたね。
それでも○○先生に毎日明るく迎えていただいたおかげで、次第に笑顔で登園できるようになりました。
先生には本当に感謝しています。
新しい園でも、先生らしい温かい笑顔で子どもたちを迎えてあげてください。
今までありがとうございました。
例文②
○○先生
**がいつも「○○先生の歌が大好き!」と言って、家でも先生の真似をしながら歌っていたのが、つい昨日のことのように思います。
歌や遊びを通じて、楽しみながら成長していく姿を見せていただき、親として本当にありがたかったです。
これからは新しい場所で子どもたちの成長を支えてくださるのでしょうね。
○○先生のご活躍を心から応援しています。
お体に気をつけて頑張ってください。
例文③
○○先生
いつも**に優しく接してくださり、本当にありがとうございました。
親が忙しく、少し不安定になりがちな時期も、先生が暖かく支えてくださったおかげで、**は安心して園生活を送れたようです。
転任先の園でも、きっとたくさんの子どもたちと楽しい時間を過ごされることでしょうね。
先生の明るい笑顔は私たち家族にとっても心強いものでした。
今まで本当にお世話になりました。
例文④
○○先生
先生が離任されると聞いて、家族みんなで驚きました。
**が初めての遠足に参加したとき、「○○先生が一緒だと安心!」と嬉しそうに話していたのを覚えています。
子どもが安心して新しい挑戦に臨めたのは、○○先生がそばにいてくださったおかげだと感じています。
これからも子どもたちの大きな支えとなる先生でいてくださいね。
短い間でしたが、本当にありがとうございました。
例文⑤
○○先生
**の担任をしていただき、本当にありがとうございました。
毎日お迎えの時間に「今日は○○先生と△△で遊んだよ!」と楽しそうに話してくれる姿を見て、安心して園に送り出すことができました。
**にとって先生は、とても大きな存在でした。
これから新しい園でも、子どもたちの素敵な思い出をたくさん作ってあげてください。
○○先生のこれからのご活躍をお祈りしています。
本当にお世話になりました。
離任する小学校の先生へ保護者から贈る感謝の言葉
例文①
○○先生
この度は離任されるとのことで、寂しい気持ちでいっぱいです。
**が先生の授業が大好きで、「もっと先生に教えてほしい」と言っていたのを思い出します。
特に図工の時間に教えていただいた工作は家でも続けるほど気に入っていました。
先生のおかげで、子どもの新しい興味を引き出していただき、感謝しています。
新しい学校でも、先生の優しい指導で子どもたちを笑顔にしてあげてくださいね。
本当にありがとうございました。
例文②
○○先生
**が4年生の時に担任をしていただき、大変お世話になりました。
クラスで友だちとのトラブルがあった時、先生が間に入って丁寧に解決してくださったおかげで、**も落ち着いて友だちと向き合えるようになりました。
先生の指導を受けたおかげで、人間関係の大切さを学んだと思います。
これから新しい場所でのご活躍を心からお祈りしています。
今まで本当にありがとうございました。
例文③
○○先生
**が2年生の頃にクラスで発表する機会をいただいたのが、とても良い思い出です。
元々人前で話すのが苦手な子でしたが、先生が「大丈夫、落ち着いてね」と声をかけてくださり、自信を持って話せるようになりました。
その後も発表に積極的に取り組む姿を見て、○○先生の励ましの言葉がいかに大きな影響を与えたかを感じています。
新天地でも多くの子どもたちを支えてください。
本当にお世話になりました。
例文④
○○先生
この度離任されると聞き、驚きと寂しさでいっぱいです。
**が学校行事で悩んでいた時、先生が「一緒に頑張ろう」と声をかけてくださったことがとても印象に残っています。
○○先生の励ましを受けて、本番では緊張しながらも成功を喜ぶ姿を見ることができました。
親では手助けしきれない部分を支えていただき、感謝しかありません。
新しい学校でも、先生の温かいご指導が子どもたちを大きく育ててくれると信じています。
今までありがとうございました。
例文⑤
○○先生
**が学校から帰るたびに「今日の○○先生の話がおもしろかった!」と話してくれるのが日常でした。
特に社会の授業で楽しいクイズを取り入れてくださり、苦手だった歴史に興味を持つようになったのが印象的です。
先生が離任されるのはとても残念ですが、これからもその明るさと優しさで新しい学校でも子どもたちを支えてください。
○○先生のますますのご活躍をお祈りしています。
本当にありがとうございました。
離任する中学校の先生に向けた保護者からのお礼のメッセージ例文
例文①
○○先生
この度は離任されるとのことで、驚きと寂しい気持ちが入り混じっています。
**が中学に入学して最初に担任をしていただいたおかげで、学校生活にもすぐに慣れることができました。
特に運動会では、○○先生の応援が心強く、緊張しがちな**も自信を持って参加できたようです。
これから新しい学校でも、先生の笑顔が多くの生徒を励ますことと思います。
今まで本当にありがとうございました。
例文②
○○先生
今まで大変お世話になりました。
**が進路について悩んでいた時、何度も丁寧に相談に乗ってくださり、本人も自信を持って選択できたことに感謝しています。
親ではうまく導けなかった部分を、先生が適切にアドバイスしてくださったおかげで、今ではその道に向けて一生懸命努力しています。
新天地でのご活躍を心からお祈りしています。
○○先生のような存在に支えられる生徒さんたちがうらやましいです。
本当にありがとうございました。
例文③
○○先生
**が中学3年間、本当にお世話になりました。
部活の顧問として、厳しくも温かく指導していただき、子どもにとって忘れられない思い出となったようです。
大会前には夜遅くまで付き合ってくださり、「○○先生がいてくれるから頑張れる」と何度も話していました。
別の学校に行かれても、先生の指導の下で輝く生徒たちが増えることを願っています。
これからもお体に気をつけて頑張ってください。
ありがとうございました。
例文④
○○先生
いつも生徒たちのことを大切にしてくださり、本当にありがとうございました。
**が学校生活で困難に直面していた時、「一緒に考えていこう」と寄り添っていただいたことを親として心から感謝しています。
先生のおかげで、子どもは自分の弱さと向き合いながら、前向きな気持ちで過ごせるようになりました。
これから新しい学校でご活躍される先生を応援しています。
今まで本当にお世話になりました。
例文⑤
○○先生
**が中学1年生の時から担任として見守ってくださり、ありがとうございました。
授業中だけでなく、休み時間や放課後にも気にかけていただき、親しみやすく話しやすい先生だったと聞いています。
特に文化祭で先生が準備を手伝ってくださったことで、クラスの一体感が生まれ、大成功したことは今でも誇りに思っています。
新天地でも、多くの生徒が先生に出会い、素晴らしい時間を過ごすことを願っています。
本当にありがとうございました。
離任していく高校教師に贈る保護者からの手紙例文
例文①
○○先生
この度転任されると伺い、とても驚きました。
**が高校に入学して間もない頃、学校生活に馴染めず悩んでいた時、先生が「大丈夫、少しずつ慣れていこう」と声をかけてくださったおかげで、次第に前向きになれたようです。
その後、部活や勉強に打ち込む姿を見るたびに、○○先生の支えがあったからだと感じていました。
新しい学校でも、先生の温かい指導が生徒たちを励ますことと思います。
本当にありがとうございました。
例文②
○○先生
今まで**が大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。
**が進路について悩んでいた時、先生が何度も親身に相談に乗ってくださり、本人も納得して進む道を決めることができました。
「先生のアドバイスがあったから頑張れる」と言っていた姿を、今でも鮮明に覚えています。
これからも○○先生の温かいご指導で、多くの生徒が背中を押してもらえると信じています。
本当にありがとうございました。
例文③
○○先生
3年間、**の担任として見守ってくださり、本当にありがとうございました。
特に体育祭で先生がクラスのリーダーとなって盛り上げてくださったおかげで、みんなが一致団結して頑張ることができたのが良い思い出です。
「先生がいたから、クラスがまとまった」と**が話してくれた時、先生の存在の大きさを改めて感じました。
これから新しい学校でのご活躍をお祈りしています。
今まで本当にお世話になりました。
例文④
○○先生
この度、○○先生が離任されるとお伺いし、**も家族も驚いています。
勉強が苦手だった**に、根気よく向き合ってくださり、本当に感謝しています。
特に模試の後に励ましの言葉をいただいたことが、本人の自信につながったようです。
○○先生がいなければ、ここまで頑張れなかったと思います。
新しい学校でも、生徒たちの支えとなる先生でいてください。
本当にありがとうございました。
例文⑤
○○先生
この3年間、**がお世話になり、本当にありがとうございました。
学校行事や日々の授業で、先生がユーモアを交えながら教えてくださったおかげで、学校生活をとても楽しんでいました。
特に卒業式での先生のお話には、感動して涙ぐんでいたほどです。
先生が転任されるのは寂しいですが、新しい学校でも生徒さんたちにたくさんの思い出を作ってあげてください。
これからもお体に気をつけてご活躍ください。
本当にありがとうございました。
保護者から離任する先生へ贈る寄せ書き用一言メッセージ20選
離任していく先生へ、保護者たちから色紙を送る際に使える一言メッセージを紹介します。
寄せ書きにぴったりの短いメッセージで、今までの感謝やこれからの応援の気持ちを伝えられる内容になっていますので、どうぞ参考にしてくださいね。
以上、保護者から離任する先生へ贈りたい感謝のメッセージ例文をご紹介しました。
たとえあなたのお子さんがとてもしっかりしていても、担任の先生や部活の顧問の先生のサポートが必要な場面はありましたよね。
保護者として、先生が子どもと向き合ってくれたことに感謝を伝えることは大切です。
今までお世話になった離任する先生へ、ありがとうの感謝の気持ちを形にして、伝えてあげてくださいね。
先生へ贈る手紙の書き方!保護者が守るべきマナーとポイント
ここでは、離任する先生への感謝の手紙を書く際に気になるマナーや書き方について、詳しく解説します。
手書きで伝える思い
手紙は、できる限り手書きで書くことが望ましいです。
特別な事情がなければ、パソコンを使わずに、心を込めて手書きしましょう。
形式に固執する必要はなく、簡潔で丁寧な表現を心がけることが重要です。
また、手紙は縦書きで書くのが一般的で、無地の便箋と封筒を使うと良いでしょう。
具体的なエピソードを交えて
手紙には、具体的なエピソードを含めて感謝の気持ちを表現することが効果的です。
「あの時、先生がこんなことをしてくださって助かりました」という具体的な話をすると、先生にもその感謝がより伝わりやすくなります。
手紙の宛名の書き方
先生への手紙を書く際の宛名には注意が必要です。
例えば、一般的な場合「佐藤一郎」さんに宛てる手紙は「佐藤一郎様」としますが、先生の場合は「佐藤一郎先生」と表記します。
「佐藤一郎先生様」と重ねてしまわないよう気をつけましょう。
また、その先生が担任であれば、宛名は「担任 佐藤一郎先生」とします。
役職がある先生への宛名
例えば校長先生に宛てる手紙では、「佐藤一郎校長先生」とはせず、「校長 佐藤一郎先生」と書きます。
先生の役職が長い場合は、名前の右側に役職を記載することも一つの方法です。
これらのマナーを守り、丁寧に手紙を作成しましょう。
離任する先生への手紙を渡すタイミングについて
離任される先生に手紙を渡すタイミングは、感謝の気持ちをしっかり伝えるためにも重要なポイントです。
ここでは、状況に応じたおすすめのタイミングをいくつかご紹介します。
離任式当日が最適なタイミング
先生への感謝の手紙を渡すタイミングとして最も一般的なのが、離任式当日です。
この日は先生が学校に最後にいらっしゃるため、感謝の気持ちを直接伝える絶好の機会です。
離任式の終了後、職員室や教室で静かに渡すことで、他の保護者や生徒の妨げにならず、先生もじっくりと手紙を受け取ることができます。
手紙だけでなく、花束や小さなプレゼントを添えると、より心のこもった贈り物になりますね。
離任式に参加できない場合
どうしても離任式に参加できない場合は、先生が来校されるタイミングを確認し、その日に渡すことがベストです。
学校に事前に連絡をして、先生がいらっしゃる時間を教えてもらいましょう。
直接会うのが難しい場合は、職員室に預ける方法もあります。
最後のホームルームの時間に
お子さんがまだ在校している場合、最後のホームルームでお子さんから手紙を渡すのも良い方法です。
このタイミングで渡すと、先生とクラスメイトが一緒に過ごした思い出が鮮明に蘇り、感謝の気持ちがより深く伝わります。
担任の先生の場合、この方法は特におすすめですよ。
新しい勤務先への郵送という選択肢
どうしても直接手渡しできない場合、新しい勤務先に手紙を郵送するのも一つの方法です。
事前に学校から先生の転勤先情報を確認し、丁寧に包装した手紙を送ります。
郵送する場合でも、できるだけ離任式後早めに届けるようにしましょう。
個別にお話しできるタイミングを見つける
離任する先生と個別に話す時間が取れる場合は、その機会を利用して手紙を渡すのも良いでしょう。
先生が職員室で荷物整理をしている時や帰り際など、負担をかけないタイミングを選ぶのがポイントです。
タイミングを工夫して感謝を伝えよう
先生への手紙を渡すタイミングは、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
学校や先生の都合を考慮しつつ、渡す場面を工夫することで、より心温まる思い出を作ることができます。
どのタイミングでも、先生に対する敬意と感謝の気持ちをしっかり込めて手紙を用意しましょう。
まとめ
- 離任する先生への手紙には、今までの感謝の気持ちを心を込めて伝えることが大切です。
- 具体的なエピソードを交えることで、より心に響く手紙になります。
- 手紙は手書きで、縦書き無地の便箋を用いるのがマナーとされています。
- 宛名には「先生」や役職を正確に表記し、重複表現に注意することが重要です。
離任する先生への手紙は、保護者からの感謝の気持ちを伝える貴重な機会ですね。
具体的なエピソードを交え、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
手書きの手紙が望ましいとされ、無地の便箋や封筒を使用するのが一般的です。
また、渡すタイミングとして離任式当日が最適ですが、参加できない場合は郵送や別日に手渡す工夫も有効です。
宛名表記や書き方のマナーにも注意し、先生への敬意を込めて手紙を準備しましょう。