お子さんが小学校に通うようになると、自然と友達と遊ぶ機会も多くなりますね。
そうなると、互いの家を訪れることもしばしば。
親としてはどこまでが適切なのか、悩むこともあるでしょう。
本記事では、小学生が友達の家で遊ぶ適切な時間や、保護者が不在の家を訪問する際のルール、連絡先がわからない場合の対応、子どもに持たせるべき手土産などについてご説明します。
家庭によって状況は異なるため、他家の保護者とのコミュニケーションが取れれば理想的ですが、そうでない場合の参考にしていただける情報をお届けします。
適切な帰宅時間は?小学生の友達宅訪問で気をつけるべき点
小学生が友達の家で遊ぶ際、どれくらいの時間が適切か考えたことはありますか。
特に冬場は日が落ちるのが早いため、早めに帰宅するのが無難です。
また、各家庭の夕食の時間も異なりますから、一般的には17時には帰るのが好ましいでしょう。
ただし、相手の保護者とよく知り合いで、夜遅くまでの滞在が承認されている場合は、送迎を行い、お迎え時には感謝の言葉を伝えることが大切です。
子供が一人で17時までに帰るときは、迷惑をかけないよう気をつけ、礼儀正しく振る舞うよう指導しましょう。
季節によっては、春分の日から夏までは17時、秋分の日から冬までは18時までに帰宅するように家庭でルールを設けています。
子供には腕時計を持たせ、帰宅時間を自覚させるのが良い方法です。
うちの子には、腕時計を持たせ、その腕時計に16時50分でアラームを設定しています。
これにより、子供が自然と帰宅するよう促せますし、訪問先の方も不快に思うことなく話ができるため、スムーズです。
親が不在の時、友達の家で遊ぶのは大丈夫?
子どもが友達の家に遊びに行く際、その家に大人がいない場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。
もし相手の保護者と事前に話ができて、許可が得られているなら問題ありませんが、できれば子ども同士だけでの訪問は控えた方が無難です。
公園で遊ぶなど、他の選択肢を提案するのも一つの方法です。
子供だけで遊ばせていると予期せぬ事態が発生する可能性があり、事前に保護者の許可を得ていなければ、相手の保護者を驚かせてしまうかもしれません。
我が家では、親がいない家には行かせない、また我が家に友達を招く場合も同様に親がいない時は受け入れませんというルールを設けています。
不在時に何かあった場合に対応できないリスクも避けたいからです。
もし相手の保護者が了承している場合でも、子どもが友達の家でどのように行動すべきか、しっかりと指導しておくべきです。
家の中で走り回ったり、家を汚さないようにし、勝手に冷蔵庫を開けたり、部屋を見て回ることなく、物に触れないように注意を払うことが重要です。
子供が友達の家で遊んだ後のお礼の対応はどうする?連絡先がわからないときのアプローチ
お子さんが友達の家で遊ばせてもらった後、感謝の気持ちを伝える電話をすることをおすすめします。
ただし、学校の連絡網がなくなっている現状では、相手の電話番号が分からないこともありますね。
そのような場合、送迎時に直接感謝の言葉を述べるといいですね。
「今日はお世話になります」「遊ばせていただきありがとうございます」といった挨拶で感謝を示しましょう。
また、何かあったときに連絡が取れるように、自分の連絡先を伝えると良いでしょう。
送迎が難しい場合には、手紙を手土産と一緒に子どもに持たせるのも一つの方法です。
また、子供が携帯を持っている場合は、帰宅前に親に一度電話させ、その際に友達の保護者に直接お礼を言うのも効果的です。
なによりも、自分の子供と親しい友達とは頻繁に遊ぶことが多いため、初めに親同士で連絡先を交換しておくことをおすすめします。
小学生が友達の家を訪問する際、手土産は準備すべき?適切なお菓子の選び方
小学生になったお子さんが友達の家を訪問するとき、手土産の必要性について考えたことはありますか。
たとえ短時間の訪問であっても、何かを持参することは礼儀とされます。
ただし、毎回高価なお菓子を持たせるのは相手にも負担をかけることがあります。
シンプルな袋入りのお菓子を「一緒に食べてね」という気持ちを込めて子どもに持たせるのが良いでしょう。
この際、友達に食べてはいけないものがあるのかどうかを確認してから、お菓子を選ぶことが重要です。
もし、両家でおやつの提供について予め合意している場合は、手土産を省略することも可能です。
しかし、そうでない場合に備えて、適切な手土産のアイデアをいくつか提案します。
個包装のお菓子は特に分けやすく、残りが出た場合にも保存が効くため、扱いやすいという利点があります。
ブルボンのオリジナルミックスや駄菓子の詰め合わせは、様々な味が楽しめて子どもたちにも喜ばれますよ!
子供が友達の家でテレビゲームを楽しむ際のエチケットとは?
子供たちが友達の家でテレビゲームをする場合、しばしばいざこざが生じる可能性があります。
そのため、訪問前に親子でゲームの利用ルールについて話し合い、決めておくことが大切です。
一般的な問題としては、ゲーム機を独占してしまったり、一緒に遊ぶことを忘れてしまうことがあります。
これでは、遊びに来た意味がなくなってしまいます。
ゲームで盛り上がるのは良いことですが、お互いに楽しむことも忘れてはいけません。
具体的には、ゲーム時間は1時間以内、順番を交代する、ゲーム以外の活動も取り入れるなど、明確なルールを設けることが有効です。
さらに、訪問先でのルールがある場合は、それに従うようにしましょう。
また、ゲーム開始前に子供同士でルールを確認することもトラブルを避けるのに役立ちます。
親としても、これらのルールについて子供とよく話し合い、理解させておくことが重要です。
まとめ
- 小学生が友達の家を訪れる際の適切な帰宅時間は、一般的に夕食前の17時までが目安。
- 訪問先の保護者が不在の場合、原則として友達の家で遊ぶのは控え、公園など別の場所を提案するのが無難。
- 友達の家で遊んだ後は、感謝の気持ちを直接伝えるか、手紙や電話でフォローすることが大切。
- 短時間の訪問でも簡単な手土産を持たせることで、礼儀を示すことができる。
- ビデオゲームでの遊びは時間や順番のルールを事前に決めることでトラブルを防止。
- 子どもには訪問時の礼儀や振る舞いをしっかり教えることで、良好な関係を築ける。
この記事では、小学生が友達の家を訪れる際の注意点、持参すべき手土産、そして感謝の表現方法について解説しました。
訪問の時間や家庭のルールは、保護者が互いに話し合い、設定するのが理想的です。
また、お互いに不快感を与えないためにも、子どもに「他人の家でしてはいけないこと」について指導することが重要です。
特に低学年の場合、マナーが完全に身についていないため、家での事前の話し合いが必要です。
また、相手の保護者と学校行事で会った際には、お礼の言葉を伝えたり、子どもがどのように過ごしているかを聞くことも良い関係を築く一助となります。
子どもが自由に動く範囲が広がるにつれて、見落としがちな点も出てくるので、保護者間のコミュニケーションを密にすることが望ましいです。