離乳食向けの野菜スティックを冷凍して保存する方法、その作り方やポイントを解説します。
野菜スティックと言えば、生で食べるイメージが強いかもしれませんが、実は加熱することで赤ちゃんの離乳食にも最適です。
特に生後9カ月から12カ月の離乳食後期には、赤ちゃんが手づかみ食べを始めるため、まだ歯が生え揃っていないために柔らかくする必要があります。
本記事では以下の内容を詳しくご紹介していきます!
・離乳食向け野菜スティックの冷凍保存方法
・茹でる、電子レンジ、炊飯器を使った野菜スティックの作り方
・手づかみ食べに適した量
・野菜スティックの味付けのコツ
これらの情報をぜひ参考にして、赤ちゃんの離乳食を楽しく準備してくださいね!
離乳食用野菜スティックの作り方と冷凍方法
多くのママが離乳食を一度にたくさん作り、冷凍保存すると思います。
特に野菜スティックは、いつでも手軽に赤ちゃんに野菜を与えられるように冷凍保存が可能です!
鮮度を長持ちさせる保存方法をお伝えしますので、是非お試しください。
以下に野菜スティックの冷凍保存手順を示します!
- 野菜スティックを作成します(作り方は後で詳しく説明します)。
- キッチンペーパーでしっかり水分を取り、室温で冷まします。
- ラップや冷凍用のジップロックバッグに入れ、平らになるように整えて空気を抜きます。
- 使用する際は、必要な量だけ取り出します。
- 解凍時は、少量の水やだしを加え、電子レンジで約20秒加熱します。解凍する量や電子レンジの機種によって加熱時間を調整してください。
離乳食向け野菜スティックの作成法!茹で方、電子レンジ、炊飯器の活用方法!
離乳食に最適な野菜スティックの作り方は非常にシンプルです。
この章では、基本的な茹で方に加え、電子レンジや炊飯器を使用した調理法も詳しく説明します。
離乳食に使える野菜には、人参、大根、ジャガイモ、サツマイモ、ブロッコリーなど、さまざまな種類があります。
離乳食野菜スティック!茹でる方法
離乳食野菜スティックを鍋で茹でる方法は次の通りです。
- まず、野菜を皮をむいて5cm程度の棒状に切ります。
- 水と出汁を鍋に入れて中火で加熱し、野菜の種類に応じて茹で時間を調整します。
- 火の通りにくい根菜類は水が沸騰する前から入れ、葉物はお湯が沸いた後に加えます。
- 全ての野菜が柔らかくなり、冷めたら完成です。
離乳食用野菜スティックの電子レンジ調理法
こちらは離乳食用野菜スティックを電子レンジで簡単に調理する方法です。
- まず、野菜を皮を剥いて、棒状に5㎝の長さに切ります。これは茹でるときと同じ準備です。
- 次に、耐熱容器に切った野菜を入れ、野菜が浸る程度の水と出汁を加えます。
- 電子レンジで600Wの設定で4分間加熱し、野菜の硬さを確認しながら、必要があれば10秒ずつ追加加熱します。家庭の電子レンジによって加熱時間を調整してください。
- 加熱後は室温で冷ましてからご利用ください。茹でる際と同じく、根菜類から始めて葉物類に移るタイミングで加熱時間を調整すると良いでしょう。
離乳食用野菜スティックの炊飯器での調理法
炊飯器を使った野菜スティックの調理方法も簡単で便利です。
- まずは、野菜を皮を剥いて5㎝の棒状に切ります。これも茹でる準備と同じです。
- 切った野菜を耐熱容器に入れ、水と出汁で野菜が覆われるようにします。
- アルミホイルを使用する場合は野菜をそれで包んでください。
- 炊飯器で炊くだけで、手軽に調理が完了します。
ただし、炊飯器は火の通りやすい野菜には向いておらず、柔らかくなり過ぎてしまうことがあるため、野菜の種類によっては電子レンジを使うなど調理法を選ぶと良いでしょう。
野菜スティックの冷凍保存期間はどのくらい?
離乳食は一度に少量を使うため、日々一から作るのは大変ですよね。
そこで多くの方が冷凍保存を活用していると思います。
野菜スティックも冷凍で保存できるのですが、保存できる期間について気になる方も多いでしょう。
一般的には「できるだけ1週間以内に使い切る」ことをお勧めします。
冷凍状態であれば10日程度は品質を保つことができますが、赤ちゃんに与える食品なので、新鮮なうちに食べさせることが望ましいです。
1週間分を一度に作っておくことで、使い勝手も良く、無駄も少なくなります。
はじめは適切な量を作るのが難しいかもしれませんが、経験を重ねることで少しずつコツを掴んでいけるでしょう。
理想的な手づかみ食べ用野菜スティックの量は?
これまでにお伝えしたように、離乳食用の野菜スティックは赤ちゃんにとって魅力的な食品です。
離乳食を準備する際の一般的な問題は、必要以上に多く作ってしまうことがあります。
私自身も過去に何度も作りすぎるというミスをしました。
赤ちゃんに与える一回分の適量を把握し、一週間分を事前に準備しておくことで、食材の無駄遣いを防ぎ、扱いやすくなります。
離乳食の中期から後期にかけては、一日三回の食事が一般的です。
大人と同じ朝、昼、夜の食事で問題ありません。
一食あたりの目安は以下の通りです。
- 炭水化物: 軟飯80〜90g、または食パン(10枚切り)1枚
- 野菜・果物: 30〜40g
- タンパク質: 魚・肉15g、豆腐45g、卵半分、乳製品80g
これを基に、理想的な野菜の量は一日に30g(大さじ2杯)×3回=90g(大さじ6杯)となりますが、これは理想であり、必ずしもすべてのお子様がこれだけ食べるわけではありません。
少食のお子様もいるため、一日のトータルで見て適切な量が摂れていれば問題ありません。
我が家の子どもも最初はほとんど食べない日々が続きましたが、徐々に食べる量が増え、今では野菜も好んで食べるようになりました。
一週間で必要な量は、一日に90gを7日分で計算すると630g程度となり、これを冷凍しておくと便利です。
離乳食野菜スティックの美味しい味付け法
離乳食野菜スティックを調理する際は、特にお出汁や子ども用コンソメの使用をおすすめします。
水のみでも調理できますが、お出汁やコンソメを加えることで、赤ちゃんの食欲を大きく引き出すことができます。
実際に、これらを取り入れ始めてから、我が家の子供たちは野菜をより積極的に食べるようになりました。
ママにとっても、子どもが野菜をしっかり食べてくれるのは安心ですね。
ここでは、離乳食にも使えるシンプルなお出汁の作り方をご紹介します。
必要なのは昆布、カツオ節、水のみです。
- 鍋に昆布と水を入れ、昆布が膨らむまで待ちます。
- 昆布が膨らんだら、鍋を火にかけます。
- 沸騰後、カツオ節を加えて再び沸騰させたら、火を止めます。
- カツオ節が沈むのを待ち、その後、ざるやキッチンペーパーでこします。
この方法で作った出汁は、非常に簡単で、出来上がりを製氷器や保存容器に入れて冷凍保存することもできるのでとても便利です。
まとめ
今回は、離乳食に適した野菜スティックの作り方と冷凍保存方法を詳しく解説しました。
既にご存じの方もいれば、新たに学ぶ方もいるかと思います。
ここでのポイントをまとめておきますね!
- 離乳食用の野菜スティックは、鍋、電子レンジ、炊飯器を利用して簡単に作れます。
- ラップや冷凍用ジップロックを使用して、手軽に冷凍保存できます。
- 保存は最長で約10日ですが、できるだけ1週間内に消費するのが理想です。
- 一日に必要な野菜の量は90gが目安ですが、これは理想的な量です。
野菜スティックを作る時にお出汁やコンソメを加えることで、赤ちゃんの食べる量が増えたらうれしいですね。
育児は大変ですが、その分愛おしさもひとしおですよね。
この記事が、離乳食に関する疑問を少しでも解消し、楽しい育児生活に役立てば幸いです。