「共働きだから保育園に申し込みたいんだけど、理由欄になんて書けばいいの？」と悩んでいませんか。
自治体によってフォーマットが異なり、簡単なチェック式のところもあれば、具体的な文章を求められることも。
特に待機児童の多い地域では、書き方次第で入園の可否が変わることもあります。
本記事では、短文・長文それぞれの例文を紹介しながら、スムーズに申請を進めるコツを解説します。
共働き家庭向け「保育を必要とする理由」の例文を紹介
自治体ごとに入園申請の方法は異なり、「保育を必要とする理由」を文章で記入する場合と、チェックリスト形式で選択する場合があります。
文章での記入が求められるケースでは、理由を簡潔かつ明確に伝えることが重要です。
短文、長文と記入スペースの広さに応じた例文をご紹介しまので、ご家庭の状況に応じてご活用くださいね。
共働き用「保育を必要とする理由」例文【短文20選】
保育園の申請書に「保育を必要とする理由」を記載する際、スペースが限られていることが多く、簡潔に要点を伝えることが求められます。
最初に、記入欄が狭い場合でも使いやすい短文の例文を20パターンご紹介します。
| 例文 |
|---|
| ①夫婦ともにフルタイム勤務のため、日中に子どもの世話ができません。 |
| ②シフト制勤務で夫婦の労働時間が不規則なため、安定した保育環境が必要です。 |
| ③在宅勤務ですが、業務に集中するため、日中の保育が必要です。 |
| ④夫が単身赴任中でワンオペ育児のため、仕事と両立できる環境が必要です。 |
| ⑤私（母）は夜勤が多く、昼夜逆転の生活で子どもの安全な預かり先が必要です。 |
| ⑥共働きのため、子どもを見てくれる親族が近くにおらず、保育が必要です。 |
| ⑦育児休業を終え、職場復帰するため、日中の保育をお願いしたいです。 |
| ⑧私（母）はパート勤務ですが、就労時間が長く、子どもの保育が必要です。 |
| ⑨夫婦ともに自営業で顧客対応や外出が多く、安定した保育環境を確保したいです。 |
| ⑩夫婦ともに医療従事者で長時間勤務が必要なため、保育園の利用が不可欠です。 |
| ⑪共働きのため、平日は子どもと過ごせる時間が限られ、集団生活の経験もさせたいです。 |
| ⑫業務上の出張が多く、定期的な保育環境が必要なため、入園を希望します。 |
| ⑬夫婦ともに残業が多く、保育の支援を受けられる環境を求めています。 |
| ⑭共働きで通勤時間が長く、送迎しやすい保育園の入園を希望しています。 |
| ⑮IT業界で働いており、深夜作業や休日出勤があるため、保育の必要性があります。 |
| ⑯夫婦ともに会社員でフレックスタイム勤務のため、決まった預かり先が必要です。 |
| ⑰家計を支えるために共働きをしており、安定した保育環境が欠かせません。 |
| ⑱介護と仕事を両立しており、子どもを安全に預けられる保育環境が必要です。 |
| ⑲夫婦で外国籍のため、家族の支援が受けられず、保育園の入園を希望します。 |
| ⑳第二子の妊娠中で、共働きのため上の子の保育環境を整える必要があります。 |
共働き用「保育を必要とする理由」例文【長文25選】
次に、保育を必要とする理由に使える長文の例文を25個、ご紹介します。
あなたのご家庭の共働きの状況に合わせて、参考にしてみてください！
例文①夫婦ともに資格取得のために学業と仕事を両立している場合
私たち夫婦は現在、共働きをしながら、将来的なキャリアアップのために資格取得を目指しています。私は平日はフルタイム勤務（9:00〜18:00）をしながら、夜間と週末に専門学校に通い、国家資格取得のための学習を進めています。夫も同様に仕事と学業を両立しており、日中はともに子どもの育児ができない状況です。さらに、家族や親族のサポートを受けることが難しいため、子どもを安全な環境で保育していただきたいと考えております。学業と仕事を両立しながらも、子どもの成長にとって良い環境を整えたいと願い、保育園への入園を強く希望します。
例文②夫婦ともに転職直後で仕事の基盤を安定させる必要がある場合
私たちは共働きですが、昨年、夫婦ともに転職し、新しい職場での勤務を開始しました。現在の職場では、試用期間や研修期間を経て、安定した業務に移行する重要な時期です。仕事に慣れるまでは業務量が多く、急な出勤要請があることもあり、日中に子どもの世話をすることが困難な状況です。また、新しい職場の近隣には親族がいないため、家族のサポートを受けることができません。子どもには、安心できる保育環境のもとで過ごしてほしいと考えており、保育園への入園を強く希望しております。
例文③夫婦ともに遠隔地に出張する機会が多い場合
私たちは共働きで、夫はメーカー勤務、私はIT関連の仕事をしております。どちらの職場も業務上、長期出張や遠方での業務が定期的に発生する職種であり、二人とも家を空ける機会が多くあります。特に繁忙期には、夫が1週間以上の出張になることもあり、その間は私が一人で子どもの世話をしなければなりません。しかし、私の職場でも急な遠隔対応が求められることがあり、育児との両立が難しくなります。近隣には頼れる家族もいないため、日常的に保育環境を確保することが必要です。子どもの生活リズムを守るためにも、保育園への入園を希望します。
例文④海外と頻繁にやり取りする仕事で勤務時間が不規則な場合
私たち夫婦は共働きで、夫は貿易関連の仕事、私は外資系企業で勤務しております。どちらの職場も海外とのやり取りが頻繁で、時差の関係上、早朝や深夜の業務が発生することが多いです。通常の勤務時間（9:00〜18:00）に加え、海外の取引先とオンライン会議を行うために、深夜や早朝に業務をする必要があり、安定した育児環境を確保することが課題となっています。家庭内で十分な保育が難しいため、子どもにとって適切な環境を整えるためにも、保育園の利用を希望いたします。
例文⑤フルタイム共働き＆祖父母のサポートなしの場合
夫婦ともにフルタイムで働いており（8:30〜18:00）、日中の育児ができません。さらに、両親は遠方に住んでおり、近くに頼れる親族もいないため、育児をサポートしてもらうことができません。子どもには安心して過ごせる環境が必要なため、保育園への入園を強く希望します。
例文⑥夫婦ともにシフト制勤務の場合
夫婦ともにシフト制勤務のため、固定の時間帯で子どもを見られる状況ではありません。特に夜勤や早朝勤務の日もあり、子どもに安定した生活リズムを与えるためにも、保育園の利用が必要です。また、祖父母のサポートを受けることが難しいため、保育環境を整えることが急務となっています。
例文⑦在宅勤務だが育児との両立が困難な場合
現在、私は在宅勤務をしていますが、1日8時間以上の業務があり、会議や資料作成など集中が求められる時間も多くあります。業務に専念するためにも、日中は子どもを安全な環境に預ける必要があります。さらに、子どもに集団生活を経験させ、社会性を育む機会を与えたいと考えています。
例文⑧夫の単身赴任でワンオペ育児の場合
現在、夫は単身赴任中で、私は一人で仕事と育児を両立させなければなりません。日中は仕事に集中する必要があり、育児と仕事を両立するのが非常に難しい状況です。そのため、保育園に入園させていただき、子どもに安定した生活環境を提供したいと考えています。
例文⑨医療従事者で長時間勤務の場合
私は医療従事者としてフルタイムで働いており、シフト制かつ夜勤もあるため、家庭で子どもを十分に見ることができません。夫も同じくフルタイム勤務であり、家族の協力を得ることが難しいため、安定した保育環境が必要です。
例文⑩共働き＆通勤時間が長い場合
夫婦ともにフルタイム勤務で、通勤に片道1時間以上かかるため、勤務時間外でも育児が困難です。特に朝夕の送迎時間の確保が課題であり、保育園に通える環境を整えることが必要となっています。
例文⑪自営業のため不規則な勤務形態の場合
私たち夫婦は自営業を営んでおり、仕事のスケジュールが日によって変動します。クライアントとの打ち合わせや業務に集中する時間が必要なため、育児をしながら仕事をすることが難しい状況です。そのため、保育園への入園を希望します。
例文⑫転職活動中で日中の保育が必要な場合
現在、私は転職活動中であり、面接や職業訓練に参加する機会が増えています。転職後はフルタイム勤務となるため、安定した保育環境が必要です。子どもの成長と家庭の安定のため、保育園への入園を希望します。
例文⑬夫婦ともに残業が多い場合
夫婦ともにフルタイム勤務であり、繁忙期には残業が発生することが多い職種です。帰宅時間が遅くなることもあり、子どもを日中安心して預けられる環境が必要なため、保育園への入園を希望しています。
例文⑭ひとり親で仕事と育児の両立が困難な場合
私は現在ひとり親で、フルタイム勤務をしています。日中は仕事に従事しており、子どもを見守ることができません。近くに親族のサポートもないため、保育園での保育が必要です。
例文⑮夫婦ともにフレックスタイム勤務の場合
私たち夫婦はフレックスタイム制を活用して勤務していますが、業務の関係上、日によって働く時間が変動します。育児と仕事の両立を考えた結果、安定した保育環境が必要であると判断し、保育園の入園を希望します。
例文⑯育児休業明けで職場復帰の場合
現在、育児休業が終了し、職場に復帰する予定です。夫もフルタイムで働いており、日中の育児が難しいため、保育園の利用を希望します。
例文⑰子どもの発達を考慮し保育園を希望する場合
夫婦共働きのため、日中子どもと過ごす時間が限られています。子どもの成長を考え、集団生活の中で社会性を育んでほしいと思い、保育園への入園を希望します。
例文⑱夜勤・早朝勤務で育児が難しい場合
夫婦ともに夜勤や早朝勤務のシフトがあるため、生活リズムが不規則になりやすく、子どもの安定した生活環境を確保するために保育園が必要です。
例文⑲第二子の妊娠で上の子の保育が必要な場合
現在、第二子を妊娠中で、出産を控えています。夫婦共働きのため、上の子を日中安全に預ける必要があり、保育園の入園を希望します。
例文⑳家計を支えるために共働きが必要な場合
住宅ローンや教育資金を考えると、夫婦の収入が不可欠です。そのため、共働きを継続する必要があり、日中の保育をお願いしたく思います。
例文㉑夫が海外赴任中で育児負担が大きい場合
現在、夫が海外赴任中のため、私一人で仕事と育児を両立しなければなりません。安定した保育環境を確保するため、保育園の入園を希望します。
例文㉒介護と育児の両立が必要な場合
親の介護をしながら仕事をしているため、育児との両立が困難です。仕事と介護に集中するため、子どもを安心して預けられる保育園を希望します。
例文㉓夫婦ともに教員で長時間勤務が必要な場合
夫婦ともに教員をしており、授業準備や部活動指導などで勤務時間が長くなることが多いです。子どもの保育が必要なため、保育園への入園を希望します。
例文㉔災害復興支援など社会貢献の仕事に従事している場合
私たち夫婦は、災害復興支援の仕事に従事しており、緊急時の対応が求められる職種です。夫は自治体の防災関連の業務に携わっており、私はNPO団体で復興支援活動を行っています。災害が発生した場合、通常の勤務時間に加えて、深夜や休日も対応が必要になることがあり、急な業務が発生することも多々あります。そのため、安定した保育環境がなければ、仕事と育児を両立することが困難です。子どもにとっても、規則正しい生活を送れる環境が必要であると考え、保育園への入園を希望いたします。
例文㉕親が持病を抱えており、育児の負担を軽減する必要がある場合
私たち夫婦は共働きで、夫は会社員（9:00〜18:00）、私はパート勤務（9:30〜15:30）をしております。しかし、私は持病を抱えており、身体的な負担の大きい育児を長時間続けることが難しい状況です。特に、日中の育児や送迎が体調によって困難になることがあり、家族のサポートを受けることもできません。仕事を続けながら無理なく子どもを育てるためにも、安定した保育環境の確保が不可欠です。子どもが安心して過ごせる環境を整えたいと考え、保育園への入園を強く希望いたします。
以上、共働き家庭のための「保育を必要とする理由」欄に記入できる短文と長文の例文をご紹介しました。
これらの例文は、必要に応じてアレンジして使用できますので、保育園の入園申請時に役立ててくださいね！
保育園に入園希望理由欄を記入する際のポイント！詳しく解説
保育園の入園申請時に提出する「入園希望理由」の記入は、選考に影響を与える重要なポイントです。
特に待機児童の多い地域では、どのように記入するかが入園の可否を左右することもあります。
この章では、入園希望理由欄を記入する際のポイントを詳しく解説します。
①具体的かつ簡潔に記入する
入園希望理由は、簡潔でありながら、具体的に書くことが大切です。
必要な情報を端的に伝えることで、自治体の担当者に明確に伝わります。
✅ 良い例
❌ 悪い例
【チェックポイント】
- 仕事の勤務時間や通勤時間など、具体的な数値を入れると説得力が増す。
- 「忙しい」「大変」といった感情的な表現は避け、事実ベースで記入する。
②仕事の状況を詳細に書く
自治体によっては、就労状況の詳細を求められることがあります。
そのため、勤務先・勤務時間・通勤状況などの情報を明確に書くのがポイントです。
記入するべき内容はこちら！
- 勤務時間（例：8:30〜17:30、9:00〜18:00 など）
- 勤務形態（フルタイム・パート・シフト制など）
- 通勤時間（例：自宅から職場まで片道1時間）
- 具体的な勤務内容（職種や業務内容を簡潔に）
✅ 例文
共働きの形態や時間帯を明記することで、審査時に家庭状況が伝わりやすくなります。
③祖父母のサポートの有無を明記
多くの自治体では、「祖父母の支援が受けられるかどうか」が保育園の選考基準の一つになります。
祖父母と同居している場合でも、「高齢で育児が難しい」「仕事をしている」などの理由があれば、育児の支援が受けられないことを明記しましょう。
💡例文
【チェックポイント】
- 祖父母と同居している場合は「育児支援が可能かどうか」を具体的に記入。
- 単に『祖父母と同居』と書くと、支援が受けられると判断される可能性があるため注意。
④自治体の加点ポイントを確認
自治体によっては、保育園の選考基準に加点要素があります。
事前に自治体のホームページや窓口で確認し、適用される場合はその点も記載すると良いでしょう。
【加点の可能性がある要素】
- フルタイム勤務（就業時間が長いほど加点対象になりやすい）
- 認可外保育施設の利用歴（一時保育などを利用していると加点される自治体もある）
- 兄弟姉妹がすでに同じ園に在籍
- ひとり親家庭
- 障がいや介護の事情（親の健康状態など）
✅ 例文
【チェックポイント】
- 自治体の加点対象になりうる要素を把握し、それを理由に盛り込む。
- すでに一時保育や認可外保育を利用している場合は、保育の必要性がより高いことをアピールできる。
⑤子どもの状況や社会性の観点も記載
仕事の都合だけでなく、「子どもの成長のために保育園が必要」という視点も大切です。
保育園は単なる預かり場所ではなく、子どもの社会性や発育をサポートする場でもあるため、この点を入れると、より説得力が増します。
✅ 例文
「保育園は必要不可欠である」という視点を加えることで、入園希望理由の説得力を高めましょう。
⑥入園希望理由は正直に書く
入園希望理由を記入する際、事実と異なる内容を書くのは避けましょう。
自治体によっては勤務証明書や住民票などの提出が必要になるため、虚偽の申請が発覚すると、選考に不利になる可能性があります。
【チェックポイント】
- 嘘を書くのではなく、実際の状況を正確かつ簡潔に記入する。
- 家庭の事情を伝えつつ、伝わりやすい文章にまとめる。
これらのポイントを意識しながら、自治体のルールに沿った記入を心がけることで、入園の可能性を高めることができます。
共働きなのに保育園に入れなかった！その時の対応策と選択肢を詳しく解説
共働き家庭にとって、保育園の入園は仕事と育児を両立させるために欠かせないものです。
しかし、待機児童の多い地域では、希望する保育園に入れないことも珍しくありません。
入園できなかった場合、「どうすればいいの？」と途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
ここでは、共働きで保育園に入れなかったときの対応策と具体的な選択肢を詳しく解説します。
①まずは落ち着いて自治体へ相談する
自治体の「保育課」や「子育て支援窓口」に確認
保育園に入れなかった場合、まずは自治体の保育課や子育て支援窓口に相談しましょう。
自治体によっては、以下のような対応をしてくれることがあります。
- キャンセル待ちの状況を確認できる
- 空きのある保育施設を紹介してもらえる
- 認可外保育施設の補助金制度について教えてもらえる
特に、認可保育園の途中入園の空き状況は変動するため、希望する保育園が定員オーバーでも、キャンセル待ちの登録をしておくのがおすすめです。
二次募集・追加募集を狙う
自治体によっては、年度途中で追加募集を行うことがあります。
例えば、転居などで退園する子どもが出た場合、空きが生じることも。
追加募集がいつ行われるのかを自治体に確認し、こまめに情報をチェックしましょう。
②認可外保育施設を検討する
認可外保育園の活用
認可保育園に入れなかった場合、認可外保育施設（無認可保育園）の利用を検討するのも一つの方法です。
認可外と聞くと不安に感じるかもしれませんが、自治体が監督している施設もあり、質の高い保育を提供している園も多くあります。
【認可外保育施設を選ぶポイント】
- 自治体の助成金制度の有無を確認（自治体によっては、認可外でも補助金が出る場合あり）
- 保育士の配置基準や園の雰囲気をチェック
- 通勤ルートにあるか、送迎の利便性を考慮
- 費用と保育時間のバランスを比較検討
企業主導型保育園を探す
企業主導型保育園とは、企業が従業員向けに運営する保育施設ですが、地域の子どもも受け入れていることが多いです。
認可保育園と比べて比較的入りやすいというメリットがあり、入園の選択肢として検討する価値があります。
③ベビーシッターや一時保育を活用する
ベビーシッターサービスを利用
一時的にでも仕事を続けるために、ベビーシッターの活用も選択肢の一つです。
自治体によっては、ベビーシッター利用に対する補助金制度もあるため、費用面が気になる場合は事前に確認しておきましょう。
一時保育・ファミリーサポートを利用
自治体が提供する「一時保育」や「ファミリーサポート」も、保育園に入れない間の一時的な解決策として利用できます。
- 一時保育：認可・認可外保育園の空き時間に子どもを預けられるサービス。
- ファミリーサポート：地域の育児支援ボランティアが子どもを預かってくれる制度。
短時間でも子どもを預けられることで、仕事を続ける道を確保できる可能性があります。
④ 育児休業の延長を検討する
「保育園不承諾通知書」を活用する
育児休業中で保育園に入れなかった場合、「保育園不承諾通知書（落選通知）」を会社に提出すると、育児休業を延長できる場合があります。
これは育児・介護休業法で定められており、1歳までの育児休業を、保育園に入れない場合は最長2歳まで延長可能となっています。
【育休延長の流れ】
- 保育園の申し込みをする
- 「保育園不承諾通知書」を受け取る
- 会社に通知書を提出し、育児休業の延長を申請する
⑤仕事の働き方を見直す
時短勤務・フレックスタイムを活用
保育園に入れない間、一時的に時短勤務やフレックスタイム勤務に変更できないかを会社に相談してみましょう。
時短勤務制度（育児短時間勤務制度）は、法律で定められた制度であり、一定の条件を満たせば利用できます。
- 時短勤務：1日6時間程度の勤務に短縮
- フレックスタイム：勤務時間の柔軟な調整が可能
企業によっては、テレワーク制度を活用できる場合もあるため、勤務形態を調整することで、育児との両立がしやすくなるかもしれません。
⑥次回の申し込みに向けて戦略を練る
保育園の入園選考は、自治体ごとに点数制で決まります。
入園に落ちてしまった場合は、次回の申し込みに向けて「保育の必要性」を高める工夫をしましょう。
保育園の選考基準を確認
- 勤務時間を増やして加点を狙う（労働時間が長いほど優先度が上がる自治体も）
- 認可外保育施設を利用し、加点対象にする（自治体によっては加点ポイントあり）
- 自治体の点数制度を確認し、対策を講じる
「認可外保育施設の利用が点数に加算される自治体」もあるため、自治体の保育課に確認すると良いでしょう。
保活は地域の状況に大きく左右されるため、複数の選択肢を持ちながら柔軟に対応することが大切です。
焦らず、できる対応を一つずつ実践していきましょう。
まとめ
- 「保育を必要とする理由」は感情的な表現を避け、事実ベースで記入する。 「忙しい」「大変」といった曖昧な表現ではなく、具体的な勤務時間や通勤時間、家庭の状況を明示しましょう。
- 短文・長文の例文を参考にしながら、自分の状況に合う内容にアレンジする。 そのまま使うのではなく、家庭の事情に沿った表現を選ぶことで、より伝わりやすくなります。
- 自治体ごとの保育園選考基準を事前にチェックする。 ひとり親世帯や要介護家族の有無など、加点対象になる項目がある場合は明記するのがポイントです。
- 祖父母のサポートが受けられない場合、その理由を具体的に説明する。 「遠方に住んでいる」「持病があり育児が難しい」などの事情を記載すると、保育の必要性が伝わりやすくなります。
- 保育園に入れなかった場合の対策も考えておく。 認可外保育園やベビーシッター、一時保育、育休延長などの選択肢を事前に把握し、状況に応じて対応できるよう準備しておきましょう。
- 次回の申し込みに向けて「保育の必要性」を高める工夫をする。 認可外保育園の利用や勤務時間の増加、自治体の点数制度の見直しなど、加点を得るための対策を講じることが大切です。
保育園の入園申請、大変ですよね。
「保育を必要とする理由」欄をどう書けばいいのか、悩んでいた方も多いはず。
でも大丈夫！大切なのは、シンプルに「なぜ保育が必要なのか」を伝えること。
勤務時間や通勤時間、頼れる家族の有無など、具体的な事実を書けばOKです。
自治体ごとに選考基準が違うので、加点のポイントもチェックしておくと安心。
もし希望の園に入れなかったとしても、認可外保育や一時保育、育休延長など選択肢はあります。
仕事と育児を両立するために、焦らず情報を集めながら進めていきましょう！