「何を書けばいいのか分からない…」「言葉がかたくなりすぎる…」
娘さんの嫁ぎ先からお中元をいただいたとき、お礼状の内容に悩んだことはありませんか。
失礼がないように、でも気持ちがちゃんと伝わるように——そんな微妙なバランスが求められる場面だからこそ、丁寧な言葉選びが大切です。
この記事では、娘さんの嫁ぎ先のご両親の年代や関係性に合わせた例文、ワンランク上のおしゃれな言い回し、失礼にならないコツまでたっぷりご紹介します。
読み終えるころには、「これなら書けそう！」と思えるお礼状がきっと見つかりますよ。
そのまま使える！娘の嫁ぎ先へのお中元のお礼状例文集
そのまま使うことができる、娘さんの嫁ぎ先からお中元をいただいた時のお礼状例文集をご紹介しますね。
それでは、それぞれのシーンに合った例文を詳しく見ていきましょう。
①フォーマルな手紙文例
拝啓 盛夏の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたびは、心のこもったお中元をお届けいただき、誠にありがとうございました。
家族一同、美味しく頂戴しながら、○○様のあたたかいお気遣いに感謝の気持ちでいっぱいでございます。
これからも、○○（娘の名前）を温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます。
暑さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
○○（送り主の名前）
きちんとした礼儀を意識したいときは、このような形式で出すと安心ですね。
②ややカジュアルな手紙文例
こんにちは。毎日暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
先日は素敵なお中元をありがとうございました。
家族でありがたく頂戴し、あらためてご丁寧なお心遣いに感謝しております。
○○（娘の名前）も、毎日元気に過ごしているようで安心しております。
暑い日が続きますが、どうぞお体を大切になさってください。
気さくな感じの娘さんの嫁ぎ先のご両親なら、こういった少し柔らかい文面でもOKですよ。
③メール・LINEで送る場合の文例
○○様
こんにちは。○○（自分の名前）です。
このたびは、素敵なお中元をお贈りいただき、ありがとうございました。
美味しく頂きながら、皆さまの温かいお気持ちに感謝しております。
まだまだ暑い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
堅くなりすぎず、でもきちんと感謝が伝わるメール文例です。
④遅れてしまったときのフォローメッセージ
○○様
ご挨拶が大変遅くなり、申し訳ありません。
このたびは、心のこもったお中元を頂戴し、誠にありがとうございました。
丁寧なお心遣いに感謝するとともに、遅れてのお礼となってしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。
「うっかり遅れた！」というときに使える、丁寧なフォロー文例になります。
⑤時候の挨拶付きフル文例（7月・8月対応）
拝啓 盛夏の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素より○○（娘さんの名前）が大変お世話になっており、心より感謝申し上げます。
このたびはご丁重なお中元の品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
家族皆で有難く頂戴し、そのお心遣いに温かな気持ちでいっぱいです。
まだまだ暑さが続きますが、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
敬具
令和○年○月吉日
○○（名前）
フォーマルかつ季節感ある文例ですので、「ちゃんとしてる感」がしっかり伝わります！
嫁ぎ先のご両親の年代別に使い分ける！お中元お礼状の文例4選
ここでは、娘さんの嫁ぎ先のご両親の年代別に使い分ける、お中元をいただいた時のお礼状の文例をご紹介しますね。
世代によって好まれる文章の“ニュアンス”は少しずつ異なります。
相手の年代や関係性に応じて、気持ちがより伝わる表現を選びましょう。
①70代以上の嫁ぎ先のご両親向け！敬意と格式を重視した文例
拝啓 盛夏の候、○○様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたびは、身に余るほどのご丁重なお中元の品を賜り、誠にありがとうございました。
家族一同、有り難く拝受いたしました。
日頃より○○（娘の名前）を温かくお見守りくださっておりますこと、親として心より感謝申し上げます。
猛暑が続いております折、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。
敬具
令和○年○月吉日
○○（あなたの名前）
「ご清祥」「拝受」「ご厚誼」など、伝統的で格式ある語彙を用いることで、70代以上の方にも失礼のないお手紙になります。
②60代前後の嫁ぎ先のご両親向け！丁寧かつ温かみある文例
拝啓 夏の暑さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
このたびは、心尽くしのお中元をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
さっそく家族で頂戴し、その味わいと共に○○様のお心遣いの深さを感じておりました。
○○（娘の名前 ）も日々お世話になっており、○○さん（お婿さんの名前）にも大変良くしていただいているようで、私どももありがたく思っております。
酷暑の折、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
格式を守りつつ、やや柔らかな語調を使うことで、堅すぎず、温かみのある文面に仕上がります。
③50代以下の嫁ぎ先のご両親向け！親しみと程よいフォーマル感
○○様
こんにちは。暑さ厳しき折ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
このたびは素敵なお中元をお贈りいただき、ありがとうございました。
家族で美味しく頂戴しながら、「○○さんらしいセンスだね」と話しておりました。
○○（娘の名前）も、○○さん（お婿さんの名前）に温かく接していただき、楽しく過ごしている様子で、親としてとても安心しております。
まだまだ暑い日が続きますので、どうぞご自愛くださいませ。
カジュアルな要素を入れつつ、敬意と気遣いを忘れない絶妙なバランスが大切です。
④嫁ぎ先のご両親との関係がまだ浅い場合の丁寧な文例
拝啓 盛夏の候、○○様におかれましては、ご健勝にてお過ごしのことと存じます。
このたびはご丁寧なお中元の品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
初めて頂戴したお品に、私どもも恐縮しつつ、ありがたく味わわせていただきました。
○○（娘の名前）も、○○様ご家族とあたたかい時間を過ごしているようで、何よりでございます。
まだまだ至らぬ点も多いかと存じますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具
関係が浅いうちは「感謝・恐縮・今後のご挨拶」の3点を軸にすると丁寧な印象になりますよ！
娘の嫁ぎ先に喜ばれるお礼状の書き方ポイント
娘の嫁ぎ先に喜ばれるお礼状の書き方のポイントをご紹介しますね。
形式にとらわれすぎず、でもマナーを押さえた上で、気持ちが伝わる文章にするのがポイントですよ。
①季節の挨拶を自然に入れるコツ
お礼状の冒頭に入れる「時候の挨拶」は、形式的なようでいて、実はとても大事なポイントです。
たとえば7月なら「盛夏の候」「酷暑の折から」、8月なら「残暑厳しき折」など、季節感のある表現を使うことで、礼儀正しく、そして日本らしい丁寧な印象になります。
ただ、難しく考えすぎる必要はありません。
「暑い日が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか」でも十分です。
文章全体が硬くなりすぎないよう、相手との関係性を考慮して選んでくださいね。
私はよく「〇〇の候」から始めてますが、少しカジュアルな相手には普通の口調で挨拶することもあります！
②頂いた品への感謝を具体的に表現する
ただ「ありがとうございました」だけで終わると、少し物足りない印象になることがあります。
お中元でいただいた品について「美味しくいただきました」「家族で楽しませていただきました」など、感想を添えるだけで、相手はとても喜びます。
たとえば、フルーツをいただいたら「瑞々しくて甘く、夏にぴったりでした」とか、「主人も大喜びでした」などの一文を入れるとグッと親しみがわきます。
具体性があると、お礼がより「自分に向けて書かれている」と感じてもらえるんですね。
③嫁ぎ先のご両親との距離感を大切にする
お礼状では「どれだけ丁寧に書くか」よりも、「どんな距離感で書くか」の方が大事なときもあります。
娘さんの嫁ぎ先のご両親がとてもかしこまった人なら、敬語をしっかり使い、フォーマルに書くのが◎。
逆に、普段からフレンドリーな関係なら、少し柔らかめの言葉づかいでも問題ありません。
たとえば、「ご丁寧なお心遣い、ありがとうございました」より「いつも気にかけてくださり、ありがとうございます」の方が自然なときもあります。
そのあたりは、普段の会話を思い出して、調整してみてくださいね。
距離感ミスると、一気に“他人行儀”になっちゃうので要注意ですよ！
④結びの言葉に心遣いを添える
文章の締めくくりは、相手を気遣うひと言で終えると、全体の印象がとても良くなります。
「暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ」や「皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます」などが定番です。
短い文章ですが、心を込めて丁寧に書くことが大事です。
また、「今後ともよろしくお願いいたします」といった一言も加えると、娘さんの嫁ぎ先のご両親との今後の関係性にも良い影響を与えますよ。
「お体大切に」だけでも充分あたたかいので、気負わず書いてくださいね！
ワンランク上の文章に！センスが伝わるお中元お礼状の表現例
ワンランク上の文章に！センスが伝わるお中元お礼状の表現例をご紹介します。
基本的なマナーを守りつつも、ちょっと“センスがいい”と思われるような言葉を使いたい。
そんなあなたのために、プロっぽい表現をまとめました！
①定型文から“ひとひねり”した上品な言い回し
「ご丁寧なお心遣いをいただき…」といった定番フレーズは、もちろん丁寧ですが、使い方によっては無個性にもなりがちです。
そこで、少しだけ表現を工夫してみましょう。
| 定型表現 | ひとひねりした上品な表現 |
|---|---|
| ご丁寧なお品をありがとうございました | 心のこもったお品を頂戴し、心より嬉しく思っております |
| 美味しくいただきました | 上品なお味に、食卓がほっと華やぎました |
| ご厚意に感謝申し上げます | お心遣いの温かさに、深く感動いたしました |
ちょっとした言葉選びだけで、まったく違う印象になりますよ！
②格式を保ちつつ個性が光るフレーズ
フォーマルな文面でも、どこかに“あなたらしさ”がにじむ表現があると、印象に残ります。
たとえば、いただいた品に対して具体的な思い出や情景を添えるのも一つの方法です。
【例文】
贈っていただいたゼリーは、まるで夏の陽だまりのような優しい甘さで、家族皆で楽しませていただきました。
また、季節や自然に寄り添った表現もおすすめです。
【例文】
暑さ厳しき折に、清涼感あふれる贈り物を頂戴し、季節の中に心地よい風を感じるひとときとなりました。
文章に“情景”が入ると、それだけでグッと魅力が増しますからね！
③好印象を残す気遣いの言葉集
受け取った側が「気が利いているな」「丁寧な人だな」と感じるのは、こういった一言があるから。
以下のような表現をぜひ取り入れてみてください。
- 「ご自宅の皆さまも、どうかご無理なさいませんよう」
- 「○○さんのお優しいご配慮に、娘も日々励まされているようです」
- 「時節柄、ご体調にはくれぐれもお気をつけくださいませ」
これらの言葉は、「ちゃんとしている」だけでなく「心がこもっている」と思わせる力があります。
私もこういう“クッションワード”を大切にしています！丁寧な言葉の奥に“人柄”が見えるんですよね。
④文末をセンスよく締めくくる表現例
文章の最後は、全体の印象を決める大事な一文！格式とやさしさのバランスがポイントです。
定番の「ご健康をお祈りいたします」も良いですが、もう少し余韻が残る表現にしてみてはどうでしょうか。
| よくある表現 | センスが光る表現例 |
|---|---|
| ご自愛ください | 日々の暑さの中にも、どうか穏やかな時間が流れますように |
| 今後ともよろしくお願いいたします | 今後とも、変わらぬご厚誼を賜れましたら幸いです |
| 皆さまのご健康をお祈りします | 皆さまの笑顔が、この夏も変わらず咲き続けますように |
ちょっとした“詩的なニュアンス”が、格式ある手紙にはぴったりなんです！
お中元のお礼状のマナーと常識をおさらい
ここでは、お中元のお礼状のマナーと常識をおさらいします。
形式や丁寧さも大切ですが、最も大事なのは「相手に敬意と感謝をどう伝えるか」ですよ。
①お中元をもらったらすぐにするべきこと
お中元が届いたら、まずはできるだけ早く「受け取ったこと」を伝えるのが礼儀です。
できればその日、遅くとも翌日までには電話やメールなどで一報を入れましょう。
この一報は「ちゃんと届いていますよ」という確認と、「ありがとう」の第一声になります。
お礼状はその後で構いませんが、何も音沙汰なしだと、送った側は「届いてない？」「失礼だった？」と不安になるものです。
私も、まずは電話1本だけでも入れておくようにしています。これだけで印象が全然違いますからね。
②お礼状を送る理想のタイミング
お礼状は、できるだけお中元を受け取ってから3日以内に出すのが理想的です。
ただ、多少遅れても「遅れて申し訳ありません」と一言添えれば問題ありません。
時期的には、7月初旬〜中旬に届くことが多いため、遅くとも7月中には送っておきたいところです。
8月に入ってから送る場合は「残暑お見舞い申し上げます」など、時候の挨拶を切り替えて対応しましょう。
「遅れたからもう無理…」と諦めず、一言添えれば失礼にはなりませんのでご安心を！
③手紙・はがき・メールの選び方
形式にはいくつかありますが、基本的に「相手との関係性」によって選びましょう。
娘さんの嫁ぎ先のご両親など、フォーマルな関係では便箋での手紙が最も丁寧な方法です。
少し親しみのある関係であれば、はがきや封書でも大丈夫です。
最近では、お婿さんの実家との関係が気さくであればメールやLINEも使われるようになってきています。
ただし、目上の方や堅い印象のご家庭には、やはり紙の手紙の方が無難です。
私も、娘の嫁ぎ先のご実家が昔ながらの家だったので、初回だけは便箋で出しました。
その後は関係性に応じてだんだんとカジュアルになっていきましたよ。
④便箋・封筒の選び方とNGマナー
お礼状に使う便箋・封筒にも気をつかうことで、印象はかなりアップします。
シンプルな白無地や淡い色の便箋が無難で、柄が入っていても主張の強くないものが好まれます。
封筒も、同系色で揃えると上品な印象になりますね。
逆にNGなのは、キャラクター物やカジュアルすぎるデザインの用紙、ビジネス用途の再利用封筒など。
また、便箋の裏面にまで文字を書くのは避けるのがマナー！できるだけ表面で収まるように調整しましょう。
ちょっといい文具を揃えておくと、こういう時に役立ちますね。
お礼状でやってはいけない注意ポイント
お礼状でやってはいけない注意ポイントをチェックしましょう。
丁寧に書いたつもりでも、ちょっとした言い回しひとつで“マイナス印象”になることも。
ここで一度見直しておきましょう！
①避けるべき表現・失礼な言い回し
お礼状では「遠慮しすぎる」「ぶっきらぼう」「押しつけがましい」の3つに要注意です。
たとえば、「大変ありがたかったです」という表現。実は口語的で、目上の人には少しフランクすぎる印象になります。
また、「お返しは不要です」といった言葉も、親切のつもりが上から目線に聞こえることも。
「恐縮ですが」「ありがたく頂戴しました」など、柔らかく丁寧な言葉を選ぶと好印象になります。
一度書いたあとに声に出して読むと、「あれ？ちょっと冷たい？」って気づくこともありますよ。
②敬称や宛名の正しい書き方
意外と見落としがちなのが、名前や敬称の使い方です。
娘さんの嫁ぎ先のご両親の名前に「様」「殿」はつけますが、「お父さん」「お母さん」と書くのは避けた方が良いです。
家族間の呼び方ではなく、手紙では正式な氏名＋様で記載しましょう。
また、宛名に「御中」などビジネス用語を使ってしまうのもNG。
送り主も、「○○より」ではなく、「○○（フルネーム）」をきちんと記すのが礼儀です。
③ありがちな文法ミスと敬語の間違い
日常会話では気にならない敬語も、文章にすると誤用が目立ちます。
例えば「頂きました」ではなく「いただきました」、「拝見させていただきました」ではなく「拝見いたしました」など。
二重敬語や謙譲語の重ね使いも要注意です。
また、句読点の位置にも配慮が必要で、「〜で、」が連続すると読みづらくなります。
言葉遣いに自信がない場合は、一度書いた文を校正ツールにかけるのもアリです！
文法って地味だけど、丁寧さを伝える“要”だったりします。
あと、「〜させていただきました」の乱用には気をつけましょうね！
④季節や文化に合わない内容
日本には独特の季節感や言葉の文化があるので、それに合わない内容は違和感を与えてしまう可能性があります。
たとえば、7月に「秋風が心地よいですね」と書いてしまうと、季節を無視した表現に。
また、贈り先のご家庭によって表現の受け取り方はさまざまです。
できるだけ万人に伝わる、控えめで上品な言葉選びを意識すると安心です。
文化や地域による言い回しの違いにも気を配ると、思いやりが伝わりやすくなりますね。
気遣いが伝わる＋αの工夫でもっと印象アップ
ちょっとした工夫を加えるだけで、お礼状の印象はぐっと良くなります。
そのまま文面を整えるだけでなく、「心配り」や「思いやり」が伝わる＋αの工夫を意識してみましょう。
①娘と婿の様子をそっと伝える一文を加える
お礼状の中に、娘さん夫婦の元気な様子や家庭の雰囲気を“さりげなく”伝える一文を入れることで、嫁ぎ先のご両親に安心感とあたたかさが伝わります。
たとえば、「○○（娘の名前）も○○さん（お婿さんの名前）のおかげで、家族仲良く変わらず元気に暮らしているようで安心しております。」といった文を一言加えるだけでも違います。
また、「毎日の暮らしに少しずつ慣れてきたようで、○○さんにもいろいろと助けていただいているようです」といった表現を添えると、感謝の気持ちがより伝わります。
お婿さんのご両親にとっては、息子が家庭を大切にしている様子も伝わり、何よりの安心材料になりますからね。
お礼状の主旨は感謝ですが、こうした一文を添えることで、心の通う手紙になります。
娘さんの嫁ぎ先との関係性がさらに良好になるきっかけにもなりますので、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
②手紙に“人柄”をにじませる小さな話題を添える
形式的な文面だけでなく、少しだけ日常や人柄が感じられる話題を入れると、温かみが増します。
たとえば、「最近こちらでは、庭の百日紅が見頃を迎え、夏の彩りを楽しんでおります。」など、ささやかな暮らしの一コマでOKです。
あくまでもお礼状なので、長々と書く必要はありませんが、季節感や家庭の雰囲気が伝わる内容は、読む側に安心と喜びを与えます。
距離のある関係だからこそ、ちょっとした心配りが信頼と親しみにつながります。
③お礼状と一緒に送る手土産の考え方
お礼状に何か添えることで、さらに気遣いを伝えることができます。
とはいえ、あくまでも「お返し」ではなく「ちょっとしたお気持ち」が基本です。
たとえば、手作りのお菓子や地元のお土産、小ぶりなお菓子の詰め合わせなどが人気です。
ただし、日持ちするもの・好みに偏らないものを選ぶのがポイントです。
娘さんの嫁ぎ先のご両親が好みそうなものがわかる場合は、それに合わせるとより良いですね。
私は、お礼状の手紙と一緒に地元の煎餅を添えて送ったら「懐かしい味」ととても喜ばれました！
④手紙まわりの“ひと工夫”で気遣いを演出する
便箋や封筒といった紙ものに、ちょっとした“ひと工夫”を加えることで、ぐっと印象が良くなります。
たとえば、ワンポイントのシールや落ち着いた色味のリボン留め、封筒の裏に花のスタンプを押すなど、さりげない演出が心に残ります。
中には、便箋と一緒に小さなカードを添えて「ひと言メモ」として渡す方もいます。
また、香り付きのレターセットを使うと、封を開けた瞬間に「おっ」と感じてもらえることも。
これらの工夫は「高価さ」ではなく「気にかけて選んでくれた感」が大事なんですよね。
私はよく押し花のシールを貼ったりします。ちょっとしたことで“印象に残る手紙”になるのでおすすめですよ！
まとめ
- 娘の嫁ぎ先へのお中元お礼状は、相手との関係性や年代に合わせた文面選びが大切です。
- フォーマル・カジュアル・メールなど、シーン別に使える例文を押さえておくと安心です。
- 季節の挨拶や品物への具体的なお礼を添えることで、より心のこもった文章になります。
- 敬語や表現のミスには注意が必要。正しい言葉遣いで丁寧な印象を心がけましょう。
- 書き方だけでなく、便箋や封筒選び、タイミングにも気を配ると好印象に。
- お中元への感謝とともに、娘夫婦の近況をそっと伝えると、安心感と親しみが伝わります。
- ちょっとした工夫や気遣いのひと言が、形式以上に相手の心に響くお礼状になります。
手紙を書くのは少し照れくさいし、言葉に迷うこともあるかもしれません。
たとえ短い文章でも、心を込めて綴ったお礼状は、贈ってくれた方の心にそっと寄り添います。
マナーや表現に少し不安があっても、大丈夫！あなたの「感謝を伝えたい」という思いが一番の贈り物です。
この記事が、その思いを言葉にするお手伝いになれたなら嬉しいです。
どうかあなたらしい優しさで、丁寧なひとことを届けてみてくださいね。