習い事を辞める時のラインやメール挨拶例文!子供用・大人用別に先生にお礼を伝える書き方を紹介

習い事を新たに始める際は、期待で胸が躍りますよね。

しかし、やめるという決断に至ると、その伝え方に苦悩することもありますね。

習い事を辞めるという理由には、「教室に足を運ぶのが億劫になってしまったり」、「子供の習い事への意欲が減退したり」、「経済的な理由で続けられなくなったり」など、人それぞれ様々な理由があるものです。

特に、負の理由で終了する場合、開始するよりもずっと伝えにくいものです。

多くの人がメールやLINEで簡単に済ませたいと考えているかもしれませんが、直接会って挨拶するのが一般的な作法とされがちです。

それでも、忙しい先生のことを考えると、その時間を取らせてしまうのは心苦しいですね。

メールやLINEでの丁寧な挨拶なら、じっくりと考えた内容を伝えることができますし、お互いの時間を節約できるため、双方にメリットがあります。

この記事では、習い事を辞めると決めた時の具体的なメールやLINEの送り方を例文を用いて説明していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

習い事をやめる際の実用的なLINEやメールテンプレート!大人用

まず最初に、教室の先生に送る例文をご紹介します。

習い事の継続期間に応じたメール・LINEの送り方を2パターン紹介します。

習い事を1年以上続けていた場合の例文

○○先生

拝啓

日頃から大変お世話になっております。
突然の連絡となりますが、長い間ご指導いただいたことに感謝しております。
この度、○月末で退会する運びとなりましたことをご報告申し上げます。
○○先生に直接お会いして感謝の意を表したかったのですが、お忙しい先生にわざわざお時間をとっていただくのは心苦しく、このたびはメール(LINE)にて失礼いたします。
過ごした○年間は、充実した内容で、私自身が成長できた貴重な時間でした。

未熟者だった私が技術を身につけられたのも、先生の熱心なご指導の賜物です。
スクールの皆様にも親切にしていただき、毎回のレッスンが楽しみでした。
最終レッスンは○月○日です。
残りの期間、精一杯努力いたしますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

敬具

○○

習い事を1年未満で辞める場合の例文

○○先生

拝啓

いつもお世話になっております。
突然のメッセージで失礼いたします。
短い期間ではありましたが、この度○月をもって退会することになりましたので、ご連絡いたしました。
先生に直接お礼を申し上げるべきですが、ご多忙をおかけしてしまうこともあろうかと思い、メール(LINE)にて失礼いたします。
おかげさまで○ヶ月間、多くを学び楽しい時間を過ごすことができました。
全くの初心者だった私が、○○先生の親切なご指導の下で学ぶことができたこと、心より感謝しております。
スクールの皆様にも大変お世話になりました。
最終レッスンは○月○日となりますので、残りのレッスンも全力で取り組みます。

敬具

○○

即使用可能!子供の習い事退会時のメール・LINEサンプル例文

習い事を1年以上続けていた場合の例文

○○先生

拝啓

○○○○の母でございます。
息子(娘)が大変お世話になっております。
今回、○月に退会させていただくことに決めましたので、ご報告させていただきます。
直接お会いし、感謝の意を伝えるのが適切であることは重々承知しておりますが、お忙しい中を割いていただくのは遠慮させていただき、このライン(メール)で失礼します。
お陰様で、音符も読めなかった我が子が、今では楽譜を見ながら両手で演奏できるほどに成長しました。
先生の熱心な指導があったからこそです。心より感謝申し上げます。
最後のレッスンは○月○日です。
残りのレッスンも精一杯頑張ると申しております。
引き続きのご指導をお願い申し上げます。

敬具

習い事を1年未満で辞める場合の例文

いつもお世話になっております。
○○の保護者、○○です。
○月いっぱいで、本教室を退塾することになりましたので、ご連絡いたします。
直接先生にお会いしてお話すべきですが、お忙しい中時間を割いて頂くのは心苦しく、このライン(メール)でのご連絡とさせていただきます。
短期間でございましたが、○○は楽しくレッスンに参加でき、多くを学ぶことができました。
これもすべて先生方とスクールの皆様の支えがあったからこそです。
最終のレッスン日は○月○日に予定しております。
退塾までわずかな期間ではございますが、引き続きのご指導を心よりお願い申し上げます。

このメールやLINEの文章は、子供が退会する際に伝える内容が明確になり、先生も理解しやすい構成です。

また、お忙しい先生に対して時間をとらせない心遣いを表現することで、メールやLINEでの連絡が適切であることを伝えます。

習得したスキルや楽しい経験を簡潔に述べることで、感謝の気持ちがしっかりと伝わるでしょう。

引っ越しにより習い事を辞める場合のラインやメールで使える例文

こちらの例文は、引っ越しが理由で習い事を辞める際に使用できる、大人用と子供用の例文です。

大人用の例文

拝啓 

平素は格別のご指導を賜り、誠にありがとうございます。
この度、私事で恐縮ですが、転居することになりましたため、誠に遺憾ながら来月をもってレッスンを退会させていただくことを決意いたしました。
こちらの地域での充実した時間と経験は、すべて○○先生のご指導の賜物です。
感謝の気持ちでいっぱいです。
未熟ながらも温かく見守ってくださったこと、心より感謝申し上げます。
最終レッスンまで残り少ないですが、精一杯努力を重ねて参加したいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

敬具

[あなたの名前]

子供用の例文

拝啓

○○先生

いつもお世話になっております。
[子供の名前]の保護者、[保護者の名前]です。

突然のご連絡となり恐縮ですが、この度、家族の転居が決まりましたため、[子供の名前]も来月をもってレッスンを退会させていただくこととなりました。
先生のおかげで、[子供の名前]は多くのことを学び、新しいことに挑戦する楽しさを知ることができました。
ご指導いただき、心より感謝しております。

最後のレッスン日まで、残りわずかとなりますが、楽しく参加させていただきます。
お世話になったことを忘れません。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

[保護者の名前]

習い事をやめる際に必要な伝達事項

習い事をやめる決断をした後、何をどう伝えるべきか考える必要があります。

多くのスクールには退会に関する規約がありますが、基本的には以下の二点を明確に伝えることが大切です。

  • 退会の理由
  • 最終的に通うのはいつまでか

理想的には、辞める1ヶ月前には伝えておくと、双方にとってスムーズに手続きが進行します。

退会の直前になって伝えることは避けるべきです。

適切な計画を立てて、円滑に退会手続きを行いましょう。

退会時期については、スクールの規定を事前に確認することが大切です。

スクール側も退会に向けた準備が必要となるため、余裕を持って通知することが重要です。

退会の理由は、かならずしも詳しい理由を伝える必要はありません。

転勤や引っ越しといった明確な理由がある場合は、そのまま正直に辞める理由を伝えればすみますが、経済的理由や子どもの気持ちの変化などは伝えにくいこともあります。

そのような理由の時は、多くの教室では「家庭の事情」と伝えることで、相手も理解を示してくれることが多いです。

詳細な理由を求められた場合にのみ、それを共有すると良いでしょう。

退会時に返却する物品や必要な書類、精算が必要な項目があるかも事前にチェックしておきましょう。

習い事をやめる際の理由として適切なものは?

深く詮索されることは少ないですが、退会の理由を尋ねられた際には、以下のような理由が一般的に受け入れられやすいため、参考にしてください。

習い事をやめる理由!大人の場合

  • 子供と過ごす時間を増やしたい
  • 高齢の親の世話が必要になった
  • 配偶者の職務が忙しくなり、家庭生活に時間をさく必要が出た
  • テレワークに移行したため
  • 設定していた目標を達成した

習い事をやめる理由!子供の場合

  • 始めるのが早かったと感じた
  • 家庭で過ごす時間を増やしたい
  • 友達との遊びを優先させたい
  • 送迎のスケジュールが家族の生活リズムに合わなくなった
  • 目標を達成した

家庭関連の理由は説明しやすく、相手にも理解されやすいです。

時間的な余裕を求める場合も同様です。

「決めていた目標をクリアした」という理由はポジティブな印象を与えます。

これを達成したことで次のステップに進むと明るく伝えることができます。

習い事の退会手続きは必ず対面でなければいけないの?

多くの方が退会時の手続きをメールやLINEのみで済ませたいと考えますが、これは実現可能でしょうか。

書類の記入や印鑑の必要など、直接対応が理想的な場合が多いです。

しかし、対面や店舗での手続きが困難な場合、郵送やオンラインでの対応が可能かを確認することが重要です。

また、何かを返却する必要がある場合、郵送での返却が認められていても、送料の負担が生じる可能性があるため、その点には特に注意が必要です。

習い事の退会時に遭遇するトラブルとその解決策

習い事の退会時には、口頭での確認だけでは問題が発生することがあります。

「言った、言わない」の水掛け論になったり手続きの不備が原因で予期せぬ問題が生じることがあります。

ここではそうしたトラブルの具体例と対処法を紹介します。

口頭で伝えていたが手続き未完了

このケースでは、教室の先生に退会の意向を伝えていたにもかかわらず、事務的な手続きが完了していなかった状況です。

一部のスクールでは口頭のみでの退会が認められていることもありますが、通常は書類の記入や特定の手続きが必要です。

口頭での通告後に、具体的にどのような手続きが必要かを確認しておくことが大切です。

翌月の月謝が引き落とされた

退会後にも関わらず翌月の月謝が引き落とされてしまった事例です。

退会の通知が遅れた結果、自動引き落としの処理が間に合わなかった場合が考えられます。

多くのスクールでは、退会希望の通知には前もっての期間が定められています。

この期間を守らないと、間に合わないことがあります。

問題が発生した場合は、スクールに連絡し、状況を説明して返金を求めることができます。

違約金が発生

習い事で一定期間の継続が義務づけられているにもかかわらず、それを満たせずに退会する場合、違約金が発生することがあります。

退会前には、違約金の有無や金額を確認しておくことが重要です。

万が一、違約金が発生してしまった場合は、消費者ホットラインや法律相談サービスを利用して相談することをおすすめします。

これらのサービスでは、違約金の支払い義務や減額交渉などの相談が可能です。

まとめ

  • 習い事の退会手続きは、単に口頭での通告では不十分であるため、必要な書類の記入や具体的な手続きを事前に確認しておくことが重要です。
  • 退会時に直接対面での手続きが難しい場合は、郵送やオンラインでの代替手段が利用可能かどうかをスクールに確認し、事前に準備を進めることが望ましいです。
  • 退会の理由は、家庭や個人的な事情を含め、簡潔かつ適切に伝えることで、相手に理解してもらいやすくなります。特に、「目標をクリアした」などのポジティブな理由は、印象が良い。
  • 退会に伴う月謝の自動引き落とし問題を避けるためには、スクールの規定に従い、適切な通知期間を守って退会の意向を伝えることが必要です。
  • 退会時に違約金が発生する可能性がある場合、契約内容を再確認し、必要ならば消費者ホットラインや法律相談サービスを利用して相談することが効果的です。
  • トラブルが発生した場合に備えて、退会の意向を伝えた日時や内容を記録しておくと、後々の誤解を防ぎやすくなります。

この記事では、習い事を辞める時のラインやメールでの挨拶例文や注意ポイントなどをお話ししました。

習い事を始めたときの意気込みや期待とは裏腹に、実際には予想と異なることも多く、習い始めてみると生活のリズムに合わなくなる場合もあります。

しかし、これらの経験は全て、実際に挑戦してみたからこそ得られた貴重な洞察です。

無駄だったとは言えないはずですから、挑戦した自分自身を称賛しましょう!

未知のことには、体験してみなければ理解できないことも多いですから。

退会する際には気が重くなるかもしれませんが、「終わりよければすべてよし」ということわざのように、美しく終えることを目指しましょう。

メールやLINEでの別れの挨拶でも、感謝の気持ちをしっかりと伝えられれば充分です。

デジタルコミュニケーションでは感情が伝わりにくいため、なるべく丁寧な文体と言葉遣いを心がけることが大切です。

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