「初節句、おめでとうございます!」──そんな言葉を贈りたいけれど、どんなふうに伝えればいいのか悩んでいませんか。
特に祖父母として、心を込めたメッセージを贈りたい気持ちはあるけれど、言葉選びに戸惑うこともありますよね。
この記事では、かしこまりすぎず、でも心に残る初節句のお祝いメッセージのコツや、実際に使える文例をたっぷりご紹介しています。

大切なお孫さんやそのご両親に、あたたかい気持ちがしっかり伝わるような言葉を一緒に探してみましょう!
未来の思い出にも残る、特別な一言を届けるヒントがきっと見つかりますよ。
初節句のお祝い言葉に悩む祖父母へ贈るポイント
初節句のお祝い言葉に悩む祖父母へ贈るポイントについてご紹介します。



それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
①形式にとらわれすぎない温かい言葉を
初節句のメッセージというと、「ちゃんとした文章を書かなきゃ」と思いがちですが、実はそんなに堅苦しく考えなくて大丈夫です。
大切なのは“気持ちがこもっているかどうか”。
形式ばった文よりも、素直に「元気に育ってね」と伝える方が、親御さんにも気持ちが届きやすいんです。
例えば、「○○ちゃんの健やかな成長を願ってるよ」「毎日すくすく育ってる姿を見るのが楽しみだよ」といった、普段の会話に近い言葉の方が温かみがあります。
難しい言葉や四字熟語を並べる必要はまったくありません。
「おじいちゃんもおばあちゃんも、あなたのことが大好きだよ」という気持ちが何より大切ですよ。



無理に完璧な文章にしようとせず、自分の言葉で伝えてみてくださいね。
②赤ちゃん本人ではなく親への気遣いを
初節句のお祝いは、実は赤ちゃん以上に「親」に向けたねぎらいの意味も大きいイベントなんです。
特に初めての子育てに奮闘しているママやパパにとって、祖父母からのあたたかい言葉は、心から嬉しいもの。
たとえば、「毎日がんばってるね。体には気をつけてね」「○○ちゃんの育て方、とても丁寧にしていてすごいね」など、努力を認めてあげるような言葉が刺さります。
親として頑張っている姿をしっかり見ているよ、応援してるよ、というスタンスが大切です。



こうした気遣いがあると、ただのお祝いの言葉がグッと心に響くものになりますよ!
③「健やかな成長」を願う言葉を添える
初節句の主役はやっぱり赤ちゃん。その成長を願う気持ちは、どんな言葉よりもストレートに伝えることができます。
「これからも元気に大きくなってね」「健康で幸せな人生になりますように」といった定番のフレーズでも、祖父母からのメッセージとしては十分です。
逆に、個性的なメッセージよりも、こうしたベーシックな言葉の方が安心感を与えます。
「あなたが笑顔でいてくれることが一番の幸せだよ」といった一文を添えると、赤ちゃんだけでなく親御さんの心にもグッときますよ。
成長を見守る立場として、これからの人生を応援するメッセージを意識してみてくださいね。
④思い出に残る一言を意識する
初節句のメッセージって、実はあとから写真やアルバムで見返すことが多いんです。
そのときに「この言葉、嬉しかったなあ」って思ってもらえるような、一言を贈れたら素敵ですよね。
たとえば、「あなたの笑顔は家族みんなの宝物です」とか「この日のこと、ずっと覚えていたいね」など、ちょっと感情を込めた言葉は、記憶にも心にも残ります。
お祝いの場面を彩る言葉として、少しだけ“自分らしさ”や“家族らしさ”を意識するのもポイントです。
あとから読み返したときに、あたたかい気持ちになれるような一言を目指してくださいね。
祖父母が贈る初節句メッセージの文例21選


祖父母が贈る初節句メッセージの文例21選をご紹介します。
形式ではなく、気持ちが届くことを第一に。



エピソードとともに、心に残るメッセージを贈りましょう。
①桃の節句(女の子)向け:やさしい和風のメッセージ
○○ちゃん、初めてのおひなまつりおめでとう。
おひなさまのように、やさしくて明るい子になりますように。
おばあちゃんが子どものころ、ひな人形を並べて妹と遊んだのを思い出します。
○○ちゃんとも、そんな日が来るのを楽しみにしています。
②桃の節句(女の子)向け:現代風で親しみやすい言葉
○○ちゃん、初節句おめでとう!
ピンクのお着物、とっても似合ってたね♡
写真を見て思わずにっこりしちゃったよ。
いつも明るくて、笑顔がたくさんの女の子に育ってね。
今度会ったら、一緒に写真撮ろうね♪
③端午の節句(男の子)向け:たくましさを願う言葉
○○くん、こいのぼりのように空高く、力強く育ってね。
おじいちゃんも小さい頃、毎年庭にこいのぼりを立ててたんだよ。
風に泳ぐ姿を見るたびに、“僕も負けないぞ”って思ってた。
○○くんも、何事にも負けない子になると信じてるよ。
④端午の節句(男の子)向け:ほっこりカジュアルなメッセージ
○○くん、初節句おめでとう!
お祝いのかぶと、かっこよかったよ〜!
最近おしゃべりも上手になってきたって聞いて、会うのが楽しみで仕方ないよ。
いっぱい食べて、いっぱい遊んで、すくすく育ってね。
⑤思い出に残るカード向けの文例
○○ちゃんへ。
生まれて初めての節句、おめでとう。
あなたが笑うだけで、私たちは幸せです。
アルバムにこのカードも一緒に残しておいてね。
10年後、20年後、読み返した時に、今と変わらずあなたの幸せを祈っているよ。
⑥LINEで送れるシンプル一言メッセージ
○○ちゃん、初節句おめでとう🎎
かわいい姿にキュンとしました!
また近々会えるのを楽しみにしてます♪
⑦お祝い金に添えるひと言メッセージ
○○ちゃんの初節句のお祝いに、ささやかですが心ばかりの贈り物をお送りします。
健やかに、幸せいっぱいに育ちますように。
⑧写真アルバムに添えるメッセージ
この一枚は、あなたの成長の始まりのページ。
初めてのおひなまつり(or端午の節句)の笑顔は、おじいちゃんおばあちゃんの宝物です。
これからも、どんなときも味方でいるよ。
⑨双子の初節句に贈るメッセージ
○○ちゃん、△△ちゃん、ふたりそろって初節句おめでとう!
パパもママも、毎日大忙しだけど、笑顔がふたつあるって、なんて幸せなことなんだろうね。
おじいちゃんとおばあちゃんも、会える日を心から楽しみにしています。
ふたりとも、仲良くすくすく育ってね。
⑩節句に参加できなかった孫へのメッセージ
○○ちゃん、初節句おめでとう。
会えなかったのはちょっぴり寂しかったけれど、写真を見て元気そうな姿にとっても安心しましたよ。
次に会えるときは、お祝いの続きをしようね。
おじいちゃんもおばあちゃんも、あなたのことをいつも思っています。
離れていても、心はいつもそばにいるよ。
⑩病気などを抱えるお孫さんへ
○○ちゃん、初節句おめでとう。
たくさん頑張っている○○ちゃんは、私たち家族の誇りです。
ちょっとずつでいいから、自分のペースで進んでいってね。
あなたの笑顔を見ると、どんな困難も乗り越えられるって思えるよ。
心から、これからの毎日があたたかく穏やかでありますように。
⑫ひとり親家庭のパパ・ママへのメッセージ
○○ちゃんの初節句、本当におめでとう。
毎日ひとりで頑張っているあなたを、ずっと見守っています。
子どもの笑顔の裏に、あなたの努力があること、ちゃんと分かってるよ。
何かあれば、いつでも頼ってください。
○○ちゃんと一緒に、心からお祝いさせてね。
⑬遠く離れて暮らす孫へのメッセージ
○○ちゃん、初節句おめでとう。
会えなくても、いつも心はそばにいますよ。
スマホの画面越しに見たあなたの姿、元気そうで安心しました。
これからも毎日、遠くからぎゅーっとハグを送っています。
早く会いに行ける日を楽しみにしていますね。
⑭初めて会う孫へのメッセージ
○○ちゃん、はじめまして。
そして初節句おめでとう。
やっとあなたに会える日が来たことが、何よりも嬉しいです。
小さなおてて、小さなお顔、全部が愛おしいよ。
これからたくさん一緒に思い出を作ろうね。
今日という日を、ずっと忘れません。
⑮国際結婚家庭のお孫さんへ贈るメッセージ
○○ちゃん、Happy First Festival!
遠くの国で迎える初節句、おめでとうございます。
あなたが生まれたことで、ふたつの国、ふたつの文化が、ひとつの家族になりました。
日本の行事にも少しずつ親しんでもらえたら嬉しいです。
世界に羽ばたく○○ちゃんの成長を、いつも応援してるよ。
⑯動画で贈るメッセージの例文
○○ちゃん、こんにちは~!
おじいちゃんとおばあちゃんだよ。
初節句、本当におめでとう!
画面越しだけど、お祝いの気持ちは山ほど届けてます。
にっこり笑ってくれるだけで、こっちまで幸せになるんだよ。
また一緒に遊ぼうね。バイバイ〜♡
⑰上の子と一緒に祝う初節句の一言
○○ちゃん、△△ちゃんの初節句のお祝いありがとう。
優しく見守ってくれてる姿に、おじいちゃんもおばあちゃんも嬉しくて胸がいっぱいです。
これからも仲良しきょうだいで、いっぱい笑い合ってね。
ふたりの成長を、ずっと応援しています。
⑱亡き祖父母に想いを馳せたメッセージ
○○ちゃん、初節句おめでとう。
おじいちゃん(おばあちゃん)も、きっと空の上から見てくれていると思います。
あなたの笑顔は、私たちにとって希望です。
これからもその笑顔を大切に、みんなで見守っていきます。
○○ちゃんは、たくさんの愛に包まれていますよ。
⑲毎年贈りたい定番メッセージ
○○ちゃんの初節句、そしてこれから毎年の節句も、ずっとお祝いし続けたいです。
どんなふうに成長していくのか、毎年楽しみだね。
○○ちゃんのペースで、笑顔いっぱいに過ごせますように。
来年も、また元気な姿を見せてね。
⑳名前を使ったオリジナルメッセージ
○○ちゃん、“○”はおおきく笑うお顔、“○”はおひさまのようなぬくもり。
ふたつの○が合わさって、あなたの笑顔が咲きますように。
あなたの名前のように、明るくやさしく育っていってね。
㉑祖父母らしい素朴で温かい言葉
○○ちゃん、初節句おめでとう。
元気でいてくれるだけで、私たちは幸せです。
無理せず、ゆっくり、あなたらしく育ってね。
何も特別なことはなくていい。
あなたがあなたでいてくれること、それが一番の宝物です。
以上、孫の初節句に祖父母から贈りたいお祝いの言葉の例文を21個ご紹介しました。



どの言葉も、“あなたを想う気持ち”を大切に綴ってみてくださいね。
初節句のメッセージに込めたい想い5つ


初節句のメッセージに込めたい想い5つについてお伝えします。
単なるお祝いの言葉にとどまらず、心の奥に届く想いを込めることが大切ですよ。
①孫の健やかな成長への祈り
初節句のメッセージで何より大切なのは、「健やかに育ってほしい」という願いです。
まだ小さな体で、日々少しずつ成長しているお孫さん。その姿を見るだけで、自然と「元気でいてね」という気持ちが湧いてきますよね。
そんな素直な気持ちをそのままメッセージに込めるだけで、十分に伝わります。
「これからもすくすく育ちますように」「いつも笑顔いっぱいで過ごせますように」など、ストレートな言葉が心を打ちます。



その言葉が将来、アルバムや手紙の中で読み返されたときに、家族の愛としてずっと残るんですよ!
②家族の絆とつながりを感じさせる
お祝いのメッセージは、ただの「儀礼」ではなく、家族としてのつながりを感じてもらう絶好のチャンスでもあります。
「おじいちゃん・おばあちゃんも、○○ちゃんの成長を見守ってるよ」「いつでも応援しているからね」といった一言は、親御さんにも心強く響きます。
特に離れて暮らしている場合は、「いつも近くに感じているよ」という気持ちを、言葉で伝えることが大切です。
こういったひとことがあるだけで、「うちの家族はあたたかいな」と思ってもらえるんですよ。
改めて、家族の一員としての想いを伝える場として、メッセージを活用してみてくださいね。
③親(子ども)へのねぎらいも忘れずに
お孫さんが初節句を迎えるということは、その分、パパやママが頑張って育ててきたという証でもあります。
だからこそ、赤ちゃんだけでなく「育てている親」への感謝やねぎらいの言葉もぜひ添えましょう。
「毎日育児おつかれさま」「本当に頑張っている姿を見て、心から尊敬してるよ」といった言葉は、子育て中のパパママにとって、何より嬉しいご褒美です。
とくに初めての育児は、不安や疲れがたくさんあります。



そんな中で、両親からの応援メッセージは「私たちはちゃんと見てるよ、応援してるよ」という安心材料になりますよ。
④未来への希望をそっと込める
初節句は、赤ちゃんにとっての「はじめてのお祝い行事」。
そこに「未来」への願いや希望を込めると、一気に意味のあるメッセージになります。
「この先もあなたらしく輝いてね」「どんな道でも、自分を信じて歩んでね」といった前向きな言葉は、将来のお孫さんにも勇気を与えてくれます。
もしアルバムや動画でこの日の様子を残すなら、こうした言葉が未来の本人に届く可能性も高いですよね。
そのとき、「おじいちゃん・おばあちゃんって、すごくあったかい人だったんだな」って思ってもらえたら最高です!
⑤相手の家族との関係性も意識する
ちょっと難しい話かもしれませんが、お祝いの場では“相手のご家族”への気配りも大事です。
たとえば、両家で初節句をお祝いする場合、言葉の選び方ひとつで空気が変わってしまうことも。
「うちの孫が」「うちの子が」という表現は控えて、「○○ちゃん」や「お子さん」といった表現にするだけでも、ぐっと柔らかくなります。
また、「立派に育てていらっしゃいますね」など、相手のご家族を尊重するような一文を加えるのもおすすめです。



親としてではなく、“祖父母”という立場から、バランスのとれた気遣いができると、とっても素敵ですね。
お祝いの言葉と一緒に贈りたいプレゼント
お祝いの言葉と一緒に贈りたいプレゼントをご紹介します。
言葉だけでももちろん素敵ですが、ちょっとしたプレゼントを添えると、より気持ちが伝わりますよ。
①定番の「名前入り」記念品
初節句のプレゼントとして人気なのが、名前入りの記念アイテムです。
具体的には、「名前入りのタオル」「名入りフォトフレーム」「命名書風のアート」などがあります。
こういったアイテムは、節句の飾りと一緒に飾ることができるし、成長の記録として残るのでとっても喜ばれます。
特に初孫のときなどは、記念に残るものを贈りたいという気持ちが強いですよね。
名前が入っているだけで「うちの子のための特別な贈り物だな」と感じてもらえるのでおすすめですよ。
②実用的な育児グッズや玩具
記念品もいいですが、実用性のあるプレゼントもすごく喜ばれます。
たとえば「音が鳴るおもちゃ」「知育玩具」「離乳食セット」「ベビー服」「おしりふきの詰め合わせ」などは、育児真っ只中のママ・パパにとってありがたいアイテム。
選ぶポイントとしては、「月齢に合っているか」「すでに持っていないか」を意識すると失敗しにくいですよ。
できれば事前にさりげなく親御さんにリサーチしておくのがおすすめです。



プレゼントと一緒に「○○ちゃん、これでいっぱい遊んでね」とメッセージを添えると、さらに気持ちが伝わりますよ!
③孫との思い出を残せる写真・アルバム系
「今しかないこの瞬間を形に残したい」──そんなときにぴったりなのが、フォトグッズ系のプレゼントです。
例えば、「名前入りのフォトアルバム」「写真立て」「節句写真をプリントしたパネル」「カスタム絵本」など。
中でも最近人気なのは、写真をアート風にして飾れる木製パネルや、手形・足形アート。
祖父母目線でも「飾っていてうれしい」「来客に見せたくなる」ものばかりです。
「これ、うちのおじいちゃんおばあちゃんが贈ってくれたんだよ〜」なんて会話が将来聞けるといいですね!
④ギフトカードや現金を渡すときの注意点
「何を贈ればいいか迷う…」「もう色々持ってそう」という場合は、ギフトカードや現金という選択肢もアリです。
ただし、金額や渡し方には少し気を配る必要があります。
【現金を贈るときのポイント】
項目 | 注意点 |
---|---|
金額 | 5,000~10,000円程度が相場。両家で差が出ないように調整を。 |
のし袋 | 「御祝」「初節句御祝」などの表書きを使う。 |
メッセージ | 短くても一言添えると印象◎。 |
また、ギフトカードを贈る場合は、「使いやすさ(Amazon・楽天・百貨店系)」なども意識しましょう。
現金系のプレゼントはスマートだけど、ちょっと冷たい印象になることもあるので、「言葉を添える」ことが大事です。



「○○ちゃんのために、好きなものを選んでね」っていう一言があるだけで、ぐっと印象が変わりますよ。
祖父母として気をつけたいマナーと心遣い


祖父母として気をつけたいマナーと心遣いについてお伝えします。
せっかくの心のこもったメッセージや贈り物も、ちょっとした配慮を忘れると伝わりにくくなってしまいます。
気持ちをしっかり届けるためにも、祖父母として気をつけたいポイントを押さえておきましょう。
①押しつけがましくならない言い方を意識
お祝いの言葉やプレゼントを贈るときに、「良かれと思って」伝えたことが、押しつけに感じられてしまうこともあります。
「こうするべき」「○○した方がいい」といった断定的な言い方は、避けるのがベターです。
たとえば、「昔はこうだったから」「私はこうしてきたよ」という自分の経験談を語るときも、あくまで「参考程度」に留めるのが大事。
メッセージでも「無理せずに、できる範囲で楽しんでね」など、相手を尊重する表現が喜ばれます。
気持ちを伝えつつ、相手の自由を奪わない言い回しがポイントですよ。
②両家のバランスを考慮する
初節句は、「うちの孫」ではなく「家族みんなのお祝い」なんです。
だからこそ、贈る側としても“両家のバランス”を意識して行動することが大切です。
たとえば、自分たちだけが高額なお祝いを贈ったり、派手なプレゼントを贈ってしまうと、相手のご両親にプレッシャーを与えてしまうことも。
お祝いの内容や金額は、可能であれば事前に「どのくらいにしようか?」とすり合わせておくのがおすすめ。
バランスよく、みんなが気持ちよく初節句を迎えられるよう、ちょっとした心配りがとても大事ですよ。
③親が主役であることを忘れない
お祝いの場面ではつい、「自分たちがしてあげたい」「孫のために」と前のめりになってしまうこともありますよね。
でも、主役は赤ちゃんとそのご両親。特にパパ・ママが企画・準備している場合は、出しゃばりすぎないのがマナーです。
手紙やメッセージにも、「○○ちゃんを大切に育ててくれてありがとう」「素敵なお祝いに呼んでくれてありがとう」といった“感謝の気持ち”を込めてみましょう。
親を立てる姿勢が伝わると、より良い関係性が築けますよ。
④メッセージの文体や言葉遣いに配慮
メッセージを書くときには、丁寧な言葉遣いと、やさしいトーンがとても大切です。
特に若い世代のご家庭では、「かしこまりすぎず、でも砕けすぎない」バランスが求められます。
「○○ちゃんの健やかな成長をお祈りしています」などの基本フレーズをベースに、そこに“祖父母らしいぬくもり”を感じられる言葉を加えてみてください。
「いつでも応援しているからね」「たまには休んでね」といった一言があるだけで、やさしさがぐっと増しますよ。
文章が苦手でも、短くてシンプルな言葉で大丈夫です。
心がこもっていれば、それが一番伝わります。
⑤相手の家庭環境・価値観にも配慮
最近は、家庭によって価値観もさまざま。宗教的な背景、イベントのとらえ方、金銭感覚などに違いがあることも少なくありません。
そのため、お祝いの内容や言葉にも、“相手の家庭に合っているか”という視点がとても大切です。
たとえば、あまり盛大にやらないご家庭に対して、過度に豪華なお祝いをすると、かえって気を使わせてしまうことも。
また、「昔ながらのやり方」に固執するよりも、今どきのスタイルを尊重する柔軟さが求められます。
大切なのは、「うちのやり方」より「相手にとって心地よいこと」。
その気配りがあるだけで、お祝いの場がもっと温かくなりますよ。
初節句の言葉が一生の思い出になる理由
初節句の言葉が一生の思い出になる理由をお伝えします。
プレゼントや食事も素敵ですが、「言葉の贈り物」はその人の記憶にずっと残ります。
初節句という節目だからこそ、特別な一言を残してあげたいですよね。
①心に残るのは「物」より「言葉」
どんなに素敵なプレゼントでも、時間が経つと使わなくなったり、形がなくなってしまうことってありますよね。
でも、心に響いた言葉って、ずーっと記憶に残るものなんです。
「あなたが元気でいてくれることが、何よりの幸せ」なんて言葉は、何年経っても胸に響くもの。
特に子どもが成長したとき、「小さい頃、こんなふうに祝ってもらったんだな」と気づく瞬間が訪れます。



そんなときに、祖父母からの温かいメッセージがあると、一生の宝物になるんですよ。
②親が記録して後々も見返せる
今の時代、スマホでメッセージや手紙、写真などを簡単に残せるようになりましたよね。
親御さんがアルバムや育児日記に残しておけば、数年後、あるいは成人したあとに見返すことができます。
その中に「おじいちゃん・おばあちゃんからのメッセージ」があると、それだけで特別なページになるんです。
メッセージは、時間を越えて“そのときの想い”をそのまま届けてくれるツール。
だからこそ、短くても心を込めた一言が、未来の宝物になりますよ。
③祖父母の愛情が伝わる
子どもにとって、祖父母って“第二の親”のような存在ですよね。
たまにしか会えなくても、じっと見守ってくれていること、応援してくれていることが分かると、それだけで心が温まります。
「○○ちゃんのこと、ずっと見守っているからね」そんな一言だけで十分伝わるんです。
言葉には、声には出せない“想い”を伝える力があります。
だからこそ、心からのメッセージが愛情そのものになるんですよ。
④成長した孫に届くかけがえのない言葉
まだ小さい孫には、今のメッセージの意味が分からないかもしれません。
でも、その言葉は“未来の孫”に届くかもしれません。
例えば、成人式や就職、結婚のタイミングで、「初節句のとき、こんなメッセージをもらったんだ」と読み返したとき。
その瞬間に、「こんなに大切にされてたんだな」って気づくんです。
何年後かに届くその一言こそ、最高のギフトになるかもしれませんね。
だからこそ、未来のあの子に届くように、今この瞬間の“想い”を言葉にして残してあげましょう。
まとめ
- 形式より“想い”が大事!
堅苦しい文章よりも、素直な言葉で気持ちを伝えることが重要。 - 赤ちゃんだけでなく親へのねぎらいも忘れずに
育児を頑張っているパパ・ママへの労いの一言が、心に響くメッセージになります。 - 成長を願う言葉はシンプルが一番
「元気に育ってね」「笑顔で過ごせますように」などのストレートな言葉が安心感を与えます。 - メッセージは未来への贈り物
写真やアルバムで見返されたときに心があたたかくなる、記憶に残る一言を意識しましょう。 - 気配りと思いやりを忘れずに
両家のバランスや言葉のトーンにも配慮すると、より円満なお祝いの雰囲気がつくれます。 - プレゼントにはさりげないメッセージを添えて
ギフトには「○○ちゃんにぴったりだと思って選びました」などの一言を添えると、気持ちがぐっと伝わります。
初節句は、お孫さんの健やかな成長を願う大切な行事。
その節目に贈る祖父母からのメッセージは、単なる「お祝いの一言」ではなく、人生に残る愛の証となります。
形式や長さにこだわりすぎず、心のこもった言葉を選ぶことで、その温かさは必ず伝わります。
また、贈り物や言葉の内容だけでなく、「どう伝えるか」「どんな気持ちで書くか」もとても大切です。
孫だけでなく、パパやママへの感謝やねぎらいも添えることで、家族全体が笑顔になれるお祝いになります。
ぜひあなたの言葉で、世界に一つだけの心あたたまる初節句の思い出をつくってくださいね。