メルカリで出品していると、よくあるのが「お値下げ可能ですか？」というコメント。
嬉しいような、困るような…対応に悩んだ経験、ありますよね。
この記事では、出品者として値下げ交渉を受けたときに使える返答の例文を、応じる場合・断る場合別に、それぞれの丁寧な返答例をわかりやすく解説します。
実際のコメント例文をそのまま使えるテンプレ付きで、交渉に慣れていない人でもすぐに対応できるようにしています。
読めば、返信に迷わずに、スムーズな取引ができるようになりますよ！
ぜひ最後までチェックして、あなたのメルカリ販売に役立ててくださいね。
メルカリの値下げ交渉に出品者が返答する時の基本
メルカリの値下げ交渉に出品者が返答する時の基本についてお話しします。
では、それぞれ見ていきましょう！
①値下げ交渉の文化と出品者の立場
メルカリでは、値下げ交渉はほぼ「文化」と言えるほど当たり前に行われています。
「買いたいけど、ちょっと高いから聞いてみよう」という感覚で、気軽に値下げ交渉をしてくる購入者が多いです。
そのため、出品者としては多少の値下げ交渉が来ることを前提に価格を設定しておくと、やり取りがスムーズになりますよ。
ただ、必ずしも応じる必要はありません。
自分のスタンスや商品の状態によって、「この価格で売りたい」という意志を持つのも大事なことです。
無理して応じると、あとから「やっぱり損したな」と感じてしまうこともありますから、そこは自分の軸を持って対応しましょう。
値下げ交渉＝悪いことではありません。うまく付き合っていくのが大事なんですよね。
②交渉に応じるべきか判断する基準
値下げ交渉に応じるかどうかを判断するポイントは、ズバリ「利益が残るかどうか」と「売れ残るリスク」です。
たとえば、長期間売れ残っている商品や、季節商品などは、早めに売ったほうが結果的に得になることもあります。
逆に、希少性が高いものや新品同様で状態が良い商品は、無理に値下げしなくても売れる可能性があります。
また、交渉金額があまりに相場とかけ離れていたり、「非常識な値引き」だった場合は、丁重に断るのがベストです。
利益が薄くなりすぎると、送料や手数料を引いた後に赤字になることもありますので、電卓片手に冷静に判断してくださいね。
ちゃんと「損しないか？」を考えることが、結果的に納得のいく取引につながりますよ。
③コメントへの返答はいつまでにすべき？
コメントへの返信は、できるだけ「当日中」が理想です。
というのも、購入者は複数の商品を検討していて「返信が早い出品者」の方が安心感があるんですよね。
もちろん忙しい日もありますし、無理して即レスしなくてもOKですが、遅くとも1日以内には何らかの反応をしてあげると親切です。
また、返事がないと「無視された」と受け取られる可能性もあります。
購入の意思がある人を逃さないためにも、返信のスピードは意外と大事なポイントですよ。
通知が来たら、できるだけサクッと返しておくのがおすすめです！
④トラブルを避ける丁寧な言葉選び
メルカリでは、取引のやりとりが「コメント欄」に公開されるため、他のユーザーからも見られています。
だからこそ、言葉遣いがすごく大事。
多少の無理な交渉にも「コメントありがとうございます」と丁寧に返すだけで、あなたの印象はぐっと良くなります。
逆に、ちょっとでも不機嫌そうな返事をしてしまうと、「感じ悪い出品者だな…」と思われてしまいます。
たとえば、「すでにお値下げ済みですので、これ以上の対応は難しいです。ご了承ください。」といった返しなら、やんわりとした印象を与えられます。
丁寧な言葉で損することはありませんし、他の購入希望者へのアピールにもなりますから、ぜひ意識してみてくださいね！
値下げ交渉に応じる場合のメルカリ返答例文5選
ここでは、購入者希望の方からの値下げ交渉に応じる場合のメルカリ返答例文5選を紹介しますね。
それぞれのケースでの返答例文を見ていきましょう。
①提示された金額にそのまま応じる場合
このパターンは、一番シンプルで楽な対応です。
相手が提示してきた金額に納得できるなら、スムーズに話を進めましょう。
たとえばこんな感じがベストです。
「コメントありがとうございます。◯◯円に変更いたしましたので、ご確認のうえご購入よろしくお願いします。」
この例文なら、相手への感謝も伝わるし、価格変更済みのアピールもばっちりです。
ちなみに、価格を変えたら、すぐにその旨を伝えるのがポイント。
せっかく値下げしても、相手が見ていなければ購入されませんからね。
その場でサクッと対応して、「買いやすい空気」を作るのが大事ですよ！
②出品者から希望金額を提示する場合
購入者が「値下げできますか？」とだけ聞いてくるパターン、よくありますよね。
その時は、出品者側から金額を提案してあげましょう。
例文はこちら。
「ご検討ありがとうございます。すでに値下げ済みではありますが、◯◯円まででしたら対応可能です。ご検討いただけますと幸いです。」
この文章の良いところは、値下げ済みであることを伝えつつ、こちらのラインも提示してる点です。
無理な交渉をされる前に、「これが限界ですよ」と伝えておくことで、納得感が出ます。
また、1回目から本音の最終価格を出すのではなく、ワンクッション置く金額にするのもアリですよ！
③期間限定で値下げに応じる場合
値下げ交渉に応じる際に、あらかじめ期間を区切って対応する方法もひとつの手段です。
例文としては、以下のようなやり取りが考えられます。
「ご検討ありがとうございます。◯◯円にお値下げいたしますが、明日〇時までの対応とさせていただきます。どうぞご検討くださいませ。」
こうした期限付きのご案内を行うことで、購入を検討している方にとって判断材料のひとつになります。
あくまで「急かす」ことを目的にするのではなく、「ご案内のひとつ」として丁寧に伝えることが大切です。
また、設定した期限を過ぎた際には、事前の案内どおり価格を元に戻すことで、誠実な印象を保つことができます。
信頼される取引のためにも、こうした対応を通じて、出品者としての姿勢を丁寧に示していきましょう。
④金額提示がない場合のスマートな対応
購入者から「お値下げ可能でしょうか？」だけのコメント。
これ、出品者からすると、ちょっと返しにくいんですよね。
そんな時は、以下のような形でこちらから価格を提示してしまいましょう。
「コメントありがとうございます。◯◯円まででしたらお値下げ可能です。ご検討よろしくお願いいたします。」
ポイントは、「いくら希望ですか？」とは聞かないこと。
なぜなら、聞き返すと時間がかかって面倒になってしまうからです。
出品者から具体的な提案をした方が、早く取引が成立しやすいですよ。
サクッと価格を出して、あとは相手の反応を待ちましょう！
⑤「検討します」と言われたときの返し方
このフレーズ、けっこう多いです。
「検討します」って言われると、何て返していいかわからなくなりませんか？
そんな時は、深追いせず、あっさり返すのが正解です。
「ご検討いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。」
これだけでOKです。
相手にプレッシャーもかけず、でも丁寧な印象を残せます。
また、検討すると言ったまま放置されることも多いので、その後に別の購入者が現れた時のためにコメントは削除しておきましょう。
価格交渉のやりとりが残っていると、他の人も「この金額でいけるんだ」と思っちゃうんですよね。
交渉成立しなかったら、潔くリセット！これもポイントです♪
値下げ交渉を断る場合のメルカリ返答例文3パターン
こちらでは、購入希望の方からの値下げ交渉を断る場合の、メルカリ返答例文を3パターンご紹介します。
値下げには応じたくない…でも、印象は悪くしたくない…そんなときの断り方をお話ししますね！
①すでに値下げ済みであると伝える
まず、最もよく使われる断り方が「これ以上は下げられない」と伝えるパターンです。
例文はこちら。
「コメントありがとうございます。すでに限界までお値下げ済みのため、これ以上の価格調整は難しいです。ご理解いただけますと幸いです。」
この文のポイントは、「値下げに応じたくない」のではなく「もう対応済みだからこれ以上はできない」というニュアンスです。
相手も、「あ、そうなんだ」と納得しやすくなります。
印象を悪くせず、無理な要求をスパッと断るにはぴったりの返答ですね！
②手数料・送料込みの価格だと説明する
「利益がほぼ出ないから無理…」というときには、これが一番伝わりやすいです。
こんなふうに返してみましょう。
「ご検討ありがとうございます。こちらの商品は送料と販売手数料を含めた上での価格となっており、これ以上の値下げが難しい状況です。ご了承くださいませ。」
手数料や送料は、出品者の負担ですからね。
ちゃんとコストがかかっていることを示すことで、相手も「無理にお願いしてるのかな」と理解しやすくなります。
可能であれば、「送料◯◯円ほどかかります」など、具体的に金額を書くとさらに説得力が出ますよ。
コスト構造を見せることで、きちんとした出品者という印象もアップします！
③大幅な値下げ要求をやんわり断る
「半額にしてもらえませんか？」みたいな、非常識な交渉が来ることもありますよね。
そんな時には、少し距離を取る返答が有効です。
「コメントありがとうございます。ご提案いただいた金額までのお値下げは難しいため、現在の価格でご検討いただければ幸いです。」
この言い回しなら、「無理です」とは言っていないけれど、しっかりお断りしていますよね。
あえて理由を詳しく言わず、「価格を見直すつもりはない」という姿勢だけを伝えるのもアリです。
また、この手の交渉はトラブルの火種になることも多いので、無理だと感じたら断って大丈夫！
変に付き合って消耗するより、しっかり線を引いて安心安全な取引を心がけましょう。
メルカリ出品者が値下げ交渉に使えるテクニック
メルカリ出品者が値下げ交渉に使えるテクニックを紹介します。
売り逃しを防ぐために、出品者ができる“ちょっとした工夫”をまとめました！
①専用出品の活用で購入意欲を高める
値下げ交渉後、購入者がすぐに買わないときってありますよね。
そんな時に効果的なのが、「◯◯様専用に変更しました」と書いてあげる“専用出品”という対応です。
この一手間で、購入者に「自分のために用意された」という特別感を与えることができます。
例文としては「ご希望の金額に変更し、専用出品にいたしました。ご確認のうえ、ご購入よろしくお願いします。」でOK。
ただし、専用にしても“即購入OK”のルールは変わらないので、他の人に横取りされる可能性もある点は注意です。
専用出品は「気持ちのサービス」として活用するのが◎ですよ！
②期限付きの値下げで購入を後押しする
メルカリでは、交渉のあとに「購入タイミングが不明なまま」になってしまうことも少なくありません。
そんなときは、期間を区切って値下げを提案する方法が有効です。
たとえば、「本日中は◯◯円でご対応可能です。ご検討いただけますと幸いです」といった表現が活用できます。
このように具体的な期限を設けることで、購入者側も判断しやすくなります。
ただし、注意したいのは「焦らせる印象」を与えないことです。
あくまで「柔らかく提案する」姿勢を心がけましょう。
また、提示した期限を過ぎた場合には、事前の案内通り価格を元に戻しておくことが信頼につながります。
期限付きの対応は、購入希望者の検討を後押ししつつ、出品者側も取引の進行を見通しやすくなるのでおすすめの方法です。
③交渉後のコメント整理で印象アップ
値下げ交渉が成立しなかった場合や、相手が音沙汰なしのままの場合、そのまま放置してませんか？
実はこれ、他の購入希望者にとってはマイナス印象になりかねません。
たとえば、「前にこの値段に下げてたのに…」と思われて、買われないことも。
そうならないために、交渉が流れたコメントは削除しておくのがおすすめです。
「購入がなければ、明日コメント削除いたしますね」と先に伝えておけば、自然に消せますよ。
コメント欄も“商品の顔”の一部なので、清潔感を保ちましょう！
④値下げなしでも売れる工夫とは？
「なるべく値下げせずに売りたい…」という人は、最初の出品時にひと工夫しておくと楽になります！
たとえば「◯◯円までお値下げ不可」「即購入歓迎！交渉なしでどうぞ」など、説明文に自分のルールを書いておくと◎。
さらに、相場をリサーチして“値下げなしでも売れる価格”に設定するのもポイントです。
ほかには、写真をキレイに撮ったり、タイトルに「美品」「送料込」「即発送可」などのワードを入れるだけでも反応が変わります。
「丁寧で誠実そう」と感じてもらえる出品ページができれば、そもそも交渉される確率も減っていきますよ♪
トラブル回避のために出品者が注意すべきこと
トラブル回避のために出品者が注意すべきことについてご紹介します。
値下げ交渉に慣れていないと、不安やイライラも出てきますよね。 そんな時に気をつけたいポイントをお話ししますね！
①冷静な対応で感情的にならない
まず大前提ですが、「ムカつく…」と思っても、感情的に反応しないこと。
メルカリのコメント欄は他の人からも見られます。
「この出品者、ピリついてるな」と思われると、別の購入者も離れてしまいます。
もし非常識な値下げ交渉が来ても、「コメントありがとうございます。申し訳ありませんが、ご希望には添えかねます。」と、あくまで丁寧に対応しましょう。
腹が立ったら、一度スマホを置いて、気持ちを落ち着けてから返事するのがベストですよ！
②値下げ交渉履歴は早めに削除
交渉が成立しなかった場合、そのやり取りをずっと残していませんか？
実はそれ、次の購入希望者に影響することもあります。
たとえば「この人は◯◯円まで下げてた」と思われると、そこからさらに安く交渉される可能性も…！
なので、交渉が流れたらコメントを削除しておくのが吉です。
削除前に「24時間以内に購入がなければ削除いたします」と一言添えておくとスマートですね。
コメント欄も「商品の一部」と思って、整理整頓を意識しましょう♪
③購入者とのすれ違いを防ぐ説明文とは？
トラブルの多くは、「説明不足」から生まれます。
「値下げ交渉不可」や「箱なし・簡易包装」など、伝えておきたいことは説明文にしっかり書いておきましょう。
さらに「即購入OK」「交渉中でも先に購入された方を優先」など、自分のスタンスを明確にすると◎。
曖昧な表現だと、誤解が生まれたり、トラブルになりやすいです。
なるべく具体的に、でも丁寧な言葉でルールを明記するのがコツですよ！
④価格設定は最初から交渉込みで考える
値下げ交渉が来る前提で、価格設定しておくのも大事な工夫です。
たとえば、「実際に売りたい価格＋300円」で出品しておけば、多少の交渉にも余裕を持って対応できます。
相手にとっては「安くしてくれた」という満足感が残り、自分にとっては「想定内で売れた」という納得感が残る、まさにWin-Win！
また、「最初から安めに設定して交渉を受けないスタイル」もアリですが、その場合は説明文でしっかり方針を伝えましょう。
価格設定は戦略のひとつ。余裕を持った価格で、冷静に対応できる状態を作っておきましょうね♪